![]() 石炭燃焼発電所からの二酸化炭素ガスを除去するための方法および機器
专利摘要:
本発明は、石炭燃焼パワープラントからのCO2ガス放出を取り除くための方法および機器に関し、CO2ガスを石炭から物理的に取り除くこと、次いでスーパーチルドエアーを生成するためにターボコンプレッサーおよびターボエキスパンダー装置を使用することを含み、次に、ドライアイスブロックを形成するように一緒に凝集することができる凍結されたCO2結晶を形成するためにCO2ガスと混合することができ、アイスブロックは容易に輸送し、および保存し、および/または商業上の目的のために用いることができる(たとえば、飲料産業)。加熱(圧縮)および冷却(膨張)のプロセスは好ましくは、次に石炭からCO2ガスを分離することと関係する実質コストをオフセットするのに用いることができる。 公开号:JP2011514235A 申请号:JP2010544357 申请日:2009-01-23 公开日:2011-05-06 发明作者:エム. エニス,ベン;リーバーマン、ポール 申请人:エム. エニス,ベン;リーバーマン、ポール; IPC主号:B01D53-62
专利说明:
[0001] 本発明の背景現行の使用率では、米国中で鉱山に残されているおよそ300年の石炭鉱床があると推定される。石炭は、今日米国で利用できる最も大量で効率的なエネルギー源のうちの1つを代表する価値ある天然資源である。同時にまた、地球温暖化および他の気候変動に至ることがある二酸化炭素ガスの排出を含む、石炭の使用に関係する深刻な環境危険災害および因果関係もある。] 背景技術 [0002] 温暖化ガスは、地球の大気中で見出され、そして温室効果に関与する。温室効果が不存在である場合、地球の平均温度はおよそ15度C(または59度F)の現在の平均温度よりもむしろおよそマイナス19度C(またはマイナス2度F)になることがあり、それによって地球を住居に適さなくする。他方、温室効果ガスの増加に伴い、地球は逆の効果−地球温暖化を経験することがありえた。] [0003] 温暖化ガスには、その中でも、相対的な存在量の順に、水蒸気、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、およびオゾンが含まれる。大部分のこれらの温暖化ガスは自然に存在し、しかし、任意の1種の特定のガスで、たとえば、二酸化炭素のようなもので増やされる範囲は人間の活動のために変化することがある。] [0004] 今日、地球上で存在する主要な温暖化ガスのうち、水蒸気が全体的な温室効果のおよそ36−70%を引き起こすと推定され(雲を含まない)、二酸化炭素は、およそ9−26%を引き起こすと推定され、メタンはおよそ4−9%を引き起こすと推定され、そしてオゾンはおよそ3−7%を引き起こすと推定される。いろいろなガスの影響が付加的でないので、任意の1種のガスによって引き起こされる温室効果の正確なパーセンテージを定めることは可能ではない。たとえば、範囲のより一層高い端部は1種のガスについてのものであるが、より一層低い端部は、重複を含むガスについてのものである。他の温暖化ガスには、制限されないが、亜酸化窒素、イオウ六フッ化物、ヒドロフルオロカーボン類、ペルフルオロカーボンおよびクロロフルオロカーボンが含まれる。] [0005] 地球温暖化の主要な誘因の1つは、いろいろな人為的な活動および技術によって地球の大気中に放出された二酸化炭素ガスでの増加であると思われる。地球の大気に影響を及ぼすことがあり、そして従って地球温暖化を増すことがある二酸化炭素の排出の主要な誘因のうち、上位7つは、以下に挙げられる(2000−2004年についての寄与率を伴う)。すなわち 1.固形燃料(例は、石炭):35% 2.液体燃料(例は、ガソリン):36% 3.ガス燃料(例は、天然ガス):20% 4.産業上および井戸でのフレアリングガス:<1% 5.セメント生産:3% 6.非燃料炭化水素:<1% 7.船舶および航空輸送の「国際的なバンカー」で国家在庫品目に含まれないもの:4%] [0006] 石炭を使う強い動機付けが、その効率および豊富であることからエネルギーの発生のために存在するが一方でまた、標準的な石炭燃焼発電所(パワープラント、発電装置)での石炭の燃焼によってつくられる大気中への二酸化炭素ガスの望ましくない排出を除くことに対する強い関心もある。] [0007] 過剰な二酸化炭素の排出を除くのに用いられる既存の技術の1種には、煙突から発されるそのままのCO2を「捕獲する」ことに関係し、そこではその意図は、地下貯蔵所、海洋、岩石、消費財、化学製品または燃料が含まれるいろいろな場所に二酸化炭素を保管することである。炭素捕獲および貯蔵(CCS)の考えは、−まず1970年代に導入され−CO2ガスを保管する既存の地下貯蔵所を利用することによって始められた。この点において、それは既存の、および何百万年の間もガスを含むCO2の多くの自然の蓄積があることに触れる価値がありうる。さらに、地下貯蔵所(たとえば、減損した油およびガス蓄積、石炭生成および含塩層のようなもの)における利用可能な貯蔵空間は、すべての残りの化石燃料の貯蔵に含まれるすべての二酸化炭素ガスを保存するのにおそらく十分に大きい。] [0008] 近年、主要な科学およびエネルギー学会は、炭素の捕獲および貯蔵の技術の発達を強く主張する。たとえば、2008年6月に、世界の13の主要な経済大国の科学アカデミー(学術団体)は、炭素隔離の履行を「最優先」であると称した。ほぼ同じころ、国際エネルギー協会(IEA)は、炭素捕獲および貯蔵が不可欠な構成要素を形成することであるエネルギー技術革命について議論した。一方、多くのスピンオフ(副次的効果)およびスタートアップ(新規事業)は、CO2を地下洞くつおよび貯蔵所において保管する伝統的なアプローチ(取組み)と異なるいろいろな「革新的な」考えを提示している。] [0009] たとえば、天然ガスの精製のために、またはアンモニア生産設備で煙突からCO2をとることは、長年一般的な慣行であった。さらに、二酸化炭素の注入および貯蔵は、北海、アルジェリア、およびテキサスにおいて既に存在しており、そしてこれらの場合、CO2は油およびガス貯蔵所に注入され、それは、さもなければ原油の二次回収(EOR)と呼ばれるプロセスを使用して可能であるというより一層多くの化石燃料を抽出することができる追加された利点を提供する。そして、これらの適用の若干については、二酸化炭素はパイプラインによって、または船によって輸送される。] 発明が解決しようとする課題 [0010] これらの技術の若干は、近年信頼性を得る一方、多くの専門家はまだ、世界の残りの化石燃料供給品の迅速な使用のため、破滅的な気候変動を防止するための努力において、これらの技術によって引き起こされる環境の影響をより一層さらに下げることが必要であると考えている。問題は、手元には、それでも、石炭燃焼発電所から二酸化炭素ガスを捕獲し、輸送し、そして保管するプロセスが、劇的にエネルギー消費のコストを上げることがあり、そして重篤な健康および環境の問題および懸念を引き起こすことがあることである。たとえば、CO2の放出を捕獲するのに用いるエネルギーが直接化石燃料それら自体に由来するならば、捕獲および保管によるCO2節約の利益は、全く同じエネルギー集約型(大量消費)のプロセスで相殺される。そして、エネルギーが再生可能な資源からもたらされるならば、その技術は、再生可能な資源から直接電気を発生させることがずっとより一層効率的であるように、不必要にされるであろう。] [0011] 実際、煙突からのCO2を捕獲すること、およびそれを輸送のために圧縮することは、プロセスで最もエネルギー集約型の部分のうちの1種でありうるということが発見された。気候変動の国際的なパネル(IPCC)によれば、それは3年前に広範囲の研究を準備し、捕獲技術(更なる輸送および保管のためにガスの圧縮を含む)は、石炭燃焼発電所のエネルギー消費を平均32パーセントだけ上げることができる。] [0012] また、石炭プラント(工場)の煙突を単にさかさまに置くことは、適した地下貯蔵所が世界の発電所の下に必ずしもあるというわけではないので、不十分である。炭素捕獲および貯蔵のインフラ(基盤)も、既存の油およびガスネットワークに対抗するパイプライン(そして、タンカー)からなる輸送基盤のようなものを必要とする。そして、パイプラインのこれらの数千ものマイルも製造し、そしてインストールすることは、コストおよび努力の相当な量を必要とする。さらに、どの貯蔵所が貯蔵に適するか、そしてどのようなものがそうでないかを見出すことは、より一層多くの研究を必要とするだけでなく、CO2の地下貯蔵所への注入および輸送のネットワークの監視(今日のパイプラインは、2週毎に飛行機でパトロールされる)、ならびに船舶輸送またはパイプラインでのガスの輸送は、典型的に有意な労力および費用を要する。] [0013] 岩石での二酸化炭素捕獲も、今日の石炭産業に匹敵する鉱業および輸送のインフラを要する。たとえば、1トンのCO2を固定するために、1.6から3.7トンまでの岩石が必要であると見積もられる。これらの岩は、採掘され、そして石炭プラントに輸送されなければならないだけではなく、復旧させることができる産業廃棄物および鉱山尾鉱(mining tailings)の量、たとえば、石炭プラントからの燃料灰、または製紙業からの脱インク灰分は、要求される鉱業および輸送のコストをオフセットするのを実質的に助けるのにはあまりに小さ過ぎる。プロセスはまた、大量の廃棄物質(炭化された岩石のそれら自体は別として)を発生させ、そして岩石において保存される二酸化炭素のトンごとに、2.87から45.18トンまでの使い捨ての材料がつくられる。] [0014] 若干の試みは、二酸化炭素を、採掘できない(unminable)石炭床において保管するために、過去においてなされ、それは、人為的なCO2の隔離(sequestration、金属イオン封鎖)のための潜在的に大きな貯蔵の貯蔵所である。この溶液は、高められたメタン生産の利益を提供し、それはCO2の隔離と関係するコストの若干を潜在的にオフセットすることができた。それでも、そのようなプロセスの経済的な実現可能性の慎重な研究の結果は今回、メタンを石炭床メタン(CBM)フィールドから回収するために採掘できない石炭床のシーム(縫い目)中に燃焼排ガス(フルーガス、煙道ガス)を注入することが、わずかに経済的であるに過ぎず、そして世界の二酸化炭素の隔離の必要性に著しくは寄与しないことを示す。] [0015] 上記の因子のすべてを考慮して、炭素捕獲および貯蔵(Carbon Capture and Storage)が任意の所定の適用においてエネルギー消費をおそらく50パーセントほどの量によって上昇させるであろうと見積もられ、そして従って、たとえ、CO2のすべてを、最終的に分け、そして保管することができるとしても、エネルギー消費およびコストのそのような増大は環境をきれいにしておくのに支払うためには価格があまりに高い場合がある。上記の理由のすべてから、新しく、そして改善された方法および機器は、世界の石炭貯蔵が、人為的な世界的気候変動に対する付加の影響、および生産されるエネルギーの高いコストを伴わないで用いることができるように、目下の二酸化炭素抽出および除去のプロセスに関係する高いコストおよび不利益を克服するために、石炭燃焼発電所から放出されるCO2ガスの捕獲および蓄積のために必要とされる。] 課題を解決するための手段 [0016] 本発明の概略 上述の消極的な考えの若干にもかかわらず、石炭の使用と比較して環境懸念における増大する関心は、石炭抽出、調製および使用、および特に、発電の、効率および環境受容性の双方を高めるように設計される一定のクリーン(清浄)な石炭技術の開発を最近導いた。いくつかの利用可能なプロセスがあり、それらは、標準的な石炭発電所から発散される(emanate)燃焼排ガス(水蒸気およびNOxガスの混合物)から二酸化炭素ガスを分けるために開発された。] [0017] 2つのそのようなプロセスは次のものである。すなわち、(1)膜プロセス、および(2)溶液との接触。膜プロセスの例は、「有機蒸気耐性膜を用いる二酸化炭素ガス分離」と題する米国特許第6,572,680号明細書において記述され、それは2003年6月3日付けで発行され、そして接触溶液プロセスの例は、米国特許第5,861,051号明細書において記述され、それは1999年1月19日付けで発行され、「ガス混合物から二酸化炭素を除去するためのプロセス」と題される。] [0018] 開発されたそれらのプロセスのうち、ガス化複合発電技術(Integrated Gasification Combined Cycle technology)(以下「IGCC」)と称されるシステムは、それが発電および環境にやさしい燃料、例は、水素の生産の双方を許容するので、特に望みがある。IGCCプロセスは発電機、ならびに冷たい二酸化炭素ガスのストリーム(流れ)での燃焼のために水素を生産し、次いでそれは、IGCCと関係する発電所からのCO2の地球の大気中への排出を除くのを助けるために、分けられ、捕獲され、そして隔離されることができる。] [0019] プロセスは本質的に、2つの一般的な技術を含む。すなわち、石炭ガス化および複合サイクル発電である。石炭ガス化は、ガス燃焼タービンのための燃料として用いることができるクリーンな合成ガス(シンガス)を生産するプロセスである。石炭が、主に水素および一酸化炭素からなるガス状の燃料を生産するために、高い温度および圧力の下で蒸気および空気または酸素と反応するとき、合成ガスはつくられる。合成ガスはそれから、COをCO2に変換し、CO2およびH2分子の濃度を増加させる水性ガス−シフト反応機において処理される。それはCO2を形成するために、反応する炭素化合物をもたらし、それは次いで簡単に取り除くことができ、そしてCO2がポスト燃焼の燃焼排ガスでのものよりも大いに高い濃度で合成ガスにおいて存在するので、CO2捕獲は、プレ燃焼技術を用いることがポスト燃焼捕獲方法よりも高価ではない。] [0020] 合成ガスをガスクリーンアッププロセスによってきれいにした後、電気を生成するために、複合サイクルガスタービンプロセス(Combined Cycle Gas Turbine process、「CCGT」)において燃やすことができる。つまり、汚染物質を除去した後、電気を次のプロセスを使用して発生させる。すなわち、1)ガスタービン−発電機(発生器)は合成ガスを燃やすのに用いられ、2)ガス化からの熱およびガスタービン発電機からの排熱を、蒸気をつくるために用い、および3)蒸気を、電気を生成する蒸気タービン発電機に動力を供給するのに用いる。全体的なプロセスは、電力および水素豊富な流れの生産のためのガス化および適した下流の合成ガス処理の統合を通して、石炭燃焼発電所の環境への影響を減らすように設計される。] [0021] それでも、IGCCと関係する主要な問題は、以下の不利益に関する。すなわち、(1)過剰な電力損失、(2)CO2の輸送の高いコスト、および(3)CO2を隔離するための高いコスト。本システムの主要な目標は、電力損失、ならびに高価なパイプラインによって収集されたガスを輸送する必要性、およびガスを隔離するための必要性を減らし、そして若干の立体配置において完全に排除することである。そして、本発明の目的として、一酸化炭素および二酸化炭素のガスをプラントの燃焼排ガスから分けるために、それらが、プラントの放出から取り除かれ、そして次いで処理され、その結果、それらが簡単に輸送され、そして保管することができるように、IGCCにおける関心は既存のIGCCシステムを使用することができることにある。] [0022] 提案された解法は、事実上任意の慣習的な方法、たとえば、IGCCのようなものでも用いられる石炭燃焼発電所から放出されるCO2ガスを捕獲し、そして主としてCO2ガスを凍らせ、およびそれを捕獲し、それを保管し、そしてそれを送ることに焦点をあてる。提案された解法では、CO2ガスは好ましくは、チルドされ、そしてそれから簡単に輸送することができるドライアイスのブロックを形成するために凝集させることができる凍った二酸化炭素の結晶を生産するために、スーパーチルドした空気(スーパーチルドエアー、超冷却空気)との相互作用によって昇華する能力を奪われる。このプロセスは、鉱山を掘り、既存の洞くつを使用するための、または藻類堆積物、またはライム(石灰)採石場、構築されたパイプラインを見出す必要性を排除する。その代わりに、CO2ガスは、ドライアイスの固形ブロックに凍らされ、それはそれから実質的に任意の凍った生成物の施設に送ることができ、−たとえば、炭酸飲料を生産するものであり、−それは、議論されるように、順番に、システムがCO2を分離することに関係する高いコストをオフセットするのを許容する。] [0023] この点において、CO2が、ガス、液体および固体の形態において捕獲され、および運搬されることに注目する必要があり、−そこでは後者はドライアイスと呼ばれる。ドライアイスは、マイナス109.3度F未満の温度に保つことができ、そしてそれが溶けるとき、直接ガスに転換する(それゆえに、その名がある)。そして、圧縮されるとき、1立方フィートのドライアイスは93.65ポンドの二酸化炭素に等しく、ところがガスの形態では、CO2の同じ量(ポンド単位の重量、poundage)は17,657.3立方フィートよりも多くを占める(take up)。このように、コストおよび効率の見地から、CO2ガスを圧縮することだけでなく、それをドライアイスブロックに形成することが望ましく、そこではブロックを次いで簡単に輸送し、そして保存することができる。] [0024] 概して言えば、本システムは、断熱された混合チャンバー(室)中に石炭燃焼発電所から放出されるCO2ガスを、スーパーチルドエアーの予め定められた量とともに、二酸化炭素ガスを急速冷凍し、そして次いで凝集させることができる結晶を形成するために注入する。チャンバーにおいてスーパーチルドエアーをCO2ガスと混合することによって、凍ったCO2ガスの結晶は、デッドゾーン(停滞帯域)エリアにおいて形成され、それは、浮き、凝集し、それらを収集することができる底部に落下させられる。この点で、このアプローチは概して次のステップ(工程)を含む。すなわち 1.ターボコンプレッサー(圧縮機)およびターボエキスパンダー(拡張機)の装置を使って、およびチルドエアーを絶縁した混合チャンバー中に導入して、マイナス150度Fからマイナス180度Fまでほど低い温度でスーパーチルドエアーの流量を生成すること。 2.CO2ガスの流量を、たとえば、既存のIGCCプロセスを用いることによって、それを石炭から分けることによって生成することであり、そこでは、次いでCO2ガスをチャンバー中に導入し、そしてCO2ガスの温度が十分に低下されるようにスーパーチルドエアーと混合することができること。 3.CO2ガスは、チルドエアーと混ざり始め、そして熱交換のために、凍るので、純粋なCO2結晶が形成され、それは次いで、それらが下方に浮くので、一緒に凝集し始める。時間とともに、すなわち、2、3秒未満で、凍ったCO2の結晶は、チャンバーの底部に落下し、そこで、それらは収集され、そしてドライアイスブロックを形成し始める。キーのうちの1種は、CO2ガス(室温で)の適切なパーセンテージが、混合物を適切な温度に至らせ、そして凍った結晶の形成をもたらすスーパーチルドエアーの適切なパーセンテージと混合されることである。 4.スクリュー(ねじ)または他の装置は、凝集した(かたまりになった)CO2の結晶を、結晶がドライアイスブロックを形成するのに用いることができるフレーム(枠組)を有するコンベヤーベルト上へ落ちるのを許容するポータル(入口)を通して押し進めるために、チャンバーの底部で提供することができる。チルドエアーがCO2ガスから分けることができるように、サイドダクトを、好ましくはチルドエアーが漏れるのを許容するためにチャンバーにおいて提供される。その後、アイスブロックは簡単に輸送し、そして保管することができ、および/またはCO2を商業上の目的のために、炭酸飲料産業においてを含め、必要としうる事業に販売することができる。CO2がどこから来るかに関係なく、これらの産業がそれらの製品を生産するためにCO2を使う必要があるので、新鮮なCO2よりもむしろ、石炭燃焼発電所から由来するCO2を用いることによって、CO2の完全な消費および地球の大気への放出はそれによって減らすことができる。] [0025] 本発明の別の特長は好ましくは、ターボ圧縮機およびターボエキスパンダーの装置を用いてスーパーチルドエアーを生産することに関与し、そこでは、装置は周囲空気を吸い込み、そしてそれを圧縮し、そして次いでそれを解放し、圧縮空気がスーパーチルドになるようにする。以下のように、本発明によって考えられる少なくとも2つの異なる圧縮方法がある。すなわち、(1)スーパーチルドエアーを、最初に圧縮空気を保管することなく発生させる能力をもつターボ圧縮機およびターボエキスパンダーの装置、および(2)高圧貯蔵タンクをもち、ターボ圧縮機が空気をタンク中に圧縮し、そしてターボエキスパンダーがスーパーチルドエアーを生成するために圧縮空気を解放し、そして膨張させるのに用いられる、圧縮空気エネルギー貯蔵システム。いずれにせよ、チルドエアーは好ましくは、チャンバー中に注入されたCO2ガスを急速冷凍するために混合チャンバー中に注入される。] [0026] 本発明は好ましくは、CO2ガスおよびスーパーチルドエアーを、適した量において、およびチャンバーにおいて形成するCO2ガスの結晶の最終的な温度がマイナス109.3度F、またはそれよりも低いままであることを確実にするために、適した速度で導入するのに用いることができるシステムを含む。この点で、CO2ガスおよびスーパーチルドエアーは好ましくは、それらを適当におよび十分に混合するために十分な圧力下に、チルドエアーが冷たい温度をCO2ガスに移すように、チャンバー中に導入される。混合チャンバー中にスーパーチルドエアーを注入することによって、CO2ガスがスーパーチルドエアーと共に循環するように、CO2ガスの結晶は形成され、そして凝集し始める。各々の率および流れは好ましくは、チャンバーの全体的なサイズおよび立体配置と同様に、予め定められ、およびコントロールされ、結果として、生じる混合物は迅速に最適の温度に達し、および適切なサイズの結晶および特性が達成される。] [0027] CO2ガスおよびスーパーチルドエアーがチャンバーに導入される方向は、CO2の結晶の適当な形成、および従ってアイスマス(塊)の凝集に寄与することができる。この点で、本発明は、双方の1)向流(カウンターフロー)、および2)同時流(コフロー)の配置を考える。どれを用いるかを定める因子は、CO2がどれくらい速く凍る必要があるかに依存し、それは、CO2ガスおよびスーパーチルドエアーがチャンバーに入る前にそれらがどれほどの冷たさである必要があるか、ならびにチャンバーのサイズ、各々のどれだけ多くがチャンバー中に導入され、そしてどれだけの率か、その他に左右される。向流の具体化において、システムは好ましくは、CO2ガスを複数の注入口を通して下方に注入するチャンバーをもち、そこでは、スーパーチルドエアーがペリメター(境界線)のまわりで間隔をあけられる複数の注入口を通して上方に導入される。CO2ガスおよびスーパーチルドエアーがチャンバーにおいて結晶の滞留時間を減らすだけでなく、混合を強化するために反対方向に注入されるので、これは向流プロセスと呼ばれる。同時流の具体化において、CO2ガスおよびスーパーチルドエアーの双方は同じ方向に導入され、それはより一層速やかな結晶の底部への落下および空気からのCO2の円滑なサイクロンの分離を許す。] [0028] いずれの場合も、チルドエアーを通したCO2の結晶の下方へのフライト(飛行)の間、結晶はより一層冷たくなり、そしてそれらが落下するとき一緒にかたまりになり、そこでは、それらが低部に達する頃には、それらは好ましくは適当な温度になる。サイドダクトは好ましくは、CO2の結晶が落下するか、または底部に至るまで突出するのを許す一方で、チルドエアーが漏れるのを許容するチャンバーの側面に提供される。これは、結晶が、チルドエアーから分けられることを確実にするのを助け、そこではチルドエアーは次いで、外に移され、冷却目的のために、たとえば、さらにシステムの効率を上昇させる、HVAC、冷蔵、脱塩および/燃料駆動発電設備の吸気(intake air)のための追加的な冷却を提供するようなもののために用いることができる。] [0029] チャンバーの底部は好ましくは、アイスブロックを形成するのを助けるコンベヤー(運搬装置)システムに導かれるポータルを通してずっと凝集された結晶を押し進めるのを助けるスクリューを備える。コンベヤーは好ましくは、コンベヤーが回転すると、アイスブロックが形成され、そして次いで輸送ビークル(媒体)上へのようなものに自動的に解放されるように、柔軟なベルトから断続的に離れて間隔をあけられたフレームをもつ。] [0030] この点において、CO2の凍結温度よりもわずかに低いままにすることは、ドライアイスブロックが凍結されたままである一方でそのブロックが展開される(deployed)ように、チャンバーの底部での結晶マスにとって望ましいことが見出された。したがって、チャンバー内でチルドエアーの温度、ならびにCO2ガスの温度、および各々の導入の率を制御し、最適の結果を得ることは望ましい。マイナス109度Fの昇華温度は、下流のチルドエアーが全体的な最終的システム効率に強く寄与するように、あるものもドライアイスのブロックの形成の後に下流のチルドエアーのための必要性を考慮する必要があるほど冷たい。] [0031] 関連する特長と関して、増加した効率は、ターボ圧縮機およびターボエキスパンダーの装置によって発生する熱およびエネルギーを再循環させること、およびHVAC、冷蔵および脱塩のために電気および/または追加的な冷たい空気の形態において追加的なエネルギーを生成することによって達成される。このことは、より多くのコスト削減が成し遂げられるのを許し、それはさらに、CO2ガスを石炭から分ける高いコストをオフセットすることができ、すなわち、エネルギーをIGCCに動力を提供するのに用いることができる。] [0032] この点で、本発明は好ましくは、関連した米国仮出願連続番号第61/195,418号明細書で記述される方法およびシステムを組み込み、それは「燃料駆動タービン発電機の効率を増すのに圧縮空気を用いるための方法および機器」と題される。そのシステムは、燃料駆動タービン発電機の効率を上昇させるための改善された方法とシステムに関するもので、そこでは、システムがターボ圧縮機およびターボエキスパンダー装置からのスーパーチルドエアーを用い、そしてそれを周囲空気と、そのより一層効果的な操作用に圧縮機タービン中に注入することができる冷えた空気を生産するために混合する。吸気を冷やすための以前の装置とは異なり、このシステムは、ターボ圧縮機およびターボエキスパンダー装置によって膨張される圧縮空気を、スーパーチルドエアーを発生させるために利用し、そこではそのシステムは、燃料駆動発電機中に引き入れることができる冷えた空気だけでなく、「乾いた」吸気も生成する。そして、遠心機を使って吸気から水分を除去することによって、吸気がナセルを通し、そして圧縮機タービン中に加速されるとき、タービン羽根に損傷を与えることがある氷粒子は形成されない。] [0033] 装置がCTT装置(圧縮機/ターボコンプレッサー/ターボエキスパンダー)、またはTCAES装置(ターボ・コンプレッスド・エアー・エネルギー・システム)であるかどうかにかかわらず、後で定めるように、圧力下で空気を圧縮し、そしてスーパーチルドエアーを生成するためにそれを解放する組合せのターボ圧縮機およびターボエキスパンダー装置が考えられる。装置は好ましくは、圧縮空気を解放し、または起動時に空気を圧縮し、そしてドライブする第1の圧縮機をもち、ターボエキスパンダーが回転され始め、そして次いでターボエキスパンダーおよびターボ圧縮機が共通のシャフト上に位置付けられるので、エキスパンダーが回転されることは、ターボ圧縮機が同様に回転される。このことは、2、3秒後に、操作の定常状態の条件が成し遂げられるまで起こり、そこではターボ圧縮機は空気を圧縮し続け、そしてターボエキスパンダーは空気を膨張し続け、そして最終結果はスーパーチルドエアーの高いマス流が副産物として生成されることである。] [0034] 装置によって生産されるスーパーチルドエアーは次いで、燃料駆動されるタービン発電機の圧縮機タービン中への導入のために比較的冷たい吸気を生成させるために周囲空気と混合される。混合するコンパートメント(区画)またはエダクター(排出装置)は好ましく、チルドエアーが混合されるのが提供される。2つの気体マスを一緒に混合するとき、出現する(emerges)のは燃料駆動されるタービン発電機の効率を増す吸気として用いることができる空気の比較的冷たいマスの流れである。] [0035] 上記に議論したように、冷たい空気を生成し、そしてそれを圧縮機(器)タービンにおいて吸気として用いることの利点は、その空気がより一層濃くなり、そしてより一層大きなマス流をもち、および従って、圧縮機タービンが等容量の吸気を燃焼チャンバー中に圧縮するのが難しいように、圧縮機タービンを作動させる必要はない。したがって、圧縮機タービンは結局、より一層少ないエネルギーしか消費しないことになり、そこではより一層多くのエネルギーは次に、発電機を駆動するために利用できるようになり、すなわち、システムによって生成されるエネルギーのより一層大きな部分は発電機を駆動し、そして電気を生成するのに用いられる。結果として起こることは、より一層少ないエネルギーが圧縮機タービンを操作するのに用いられ、それはより一層多くのエネルギーが発電機を駆動するために利用可能であることを都合よく意味し、それは消費される燃料の単位容量につきより一層多くのエネルギーを生成するシステムの能力を増やすのを助ける。] [0036] 装置の別の利益は、スーパーチルドエアーを、吸気から水分を除去し、そしてタービン羽根に損傷を与えることがある氷粒子を避けるのに用いられることができるということである。このことは、周囲空気内で水蒸気を急速冷凍させ、そして次いで氷粒子(氷粒子内でトラップされる固形微粒子が含まれる)をチルドエアーから分ける手段として、スーパーチルドエアーを用いることによって達成される。暖かい湿った周囲空気はスーパーチルドエアーと混合されるとき、周囲空気内で存在する大部分の水蒸気はごく小さな氷粒子を形成するために急速冷凍される。次に、氷粒子は分離コンパートメント(または遠心機)の底部に落下するとき、冷えた乾燥空気は、遠心機の軸に関しておよそ90度で延びるサイドダクトまたは通路中に向けることができ、そこでは高速度の氷粒子が底部に対するそれらのまっすぐな内部軌道上で続くとき、次いで冷えた乾燥空気は角を曲がり、そして通路を通って通過し、そして氷粒子を後に残す。結果は、冷えた「乾燥」空気を生成することである。] [0037] 議論されたように、冷たい吸気からの氷粒子の除去は、システムの効率を増加させるだけでなく、タービン羽根に対する穴あけること、および損傷を引き起こすことを避け、そして吸気がより一層低い温度でさえ提供させるのを許容する。燃料駆動タービン発電機の圧縮機タービンへの入力は典型的にノズルまたはナセルの形状であり、比較的狭いナセルが続く比較的広い開口部を有し、そこでは圧縮機タービン羽根が位置付けられる。したがって、吸気がナセルを通して加速されるとき、引き込まれた空気のほぼ断熱的な加速度は流れ経路の締め付けからもたらされ、そこではこの状態がエンタルピー縮小と関係し、それは、順に、重要な温度低下を生成する。より一層低い吸気温度がより一層大きなシステム効率をもたらすが、その欠点は、吸気の温度が氷点下に下がる場合、タービン羽根にぶつかることがあり、そして損傷をそれに与えることがある氷粒子を形成することがありうることである。] [0038] 別の具体化において、遠心機において溶解される氷粒子として生成されるチルド水は、冷却を補助装置に提供するのに用いられる。つまり、氷粒子が遠心機の底部で集められるとき、それらは、チルド水を後の使用のために保管することができる熱エネルギー貯蔵システムのような関係した装置へ移されうるチルド水を生成するために解凍することができる。熱エネルギー貯蔵システムは好ましくは、チルド水を保管することができ、そしてチルド水が冷却を、補助装置で、たとえば、HVAC、冷蔵、脱塩またはその他のものに提供するためにそれから取り出すことができる階層化タンクを含む。チルド水が必要な冷却をこれらの装置に提供するのに用いられた後、水は次いで階層化タンクへと再循環で戻され、そこでチルド水をこのやり方において保存することによって、それが必要なとき、要求あり次第、水は利用可能となりうる。代わりの具体化において、チルド水は、冷却をHVAC、冷蔵、脱塩またはその他のもの等に、最初にそれを保存することなしに提供するために直接用いることができる。] [0039] 熱交換器はまた、空気圧縮によって生成する熱を引き離すのに用いられ、そしてその性能を高めるためにそれと関係する蒸気タービン発電機および/またはチラー(冷却装置)システムへ移される。熱交換器は好ましくは、クーラント(冷却剤)で、水のようなものを含み、それは装置から関係した蒸気タービン発電機および/またはチラーシステムへ熱を移すために圧縮機ユニット(単位)を通してチャネルを開くことができる。蒸気発生器に関連して、予備加熱された水を関係するボイラーのために利用可能となることができ、その結果、ボイラーでの水がより一層少ないエネルギーを用いて沸騰させることができる。装置からの熱を引き出し、そして冷却水を予熱し、および冷却水をボイラーに導入することによって、蒸気タービン発電機はより一層効率的にされるだけでなく、全体のシステムは、電気を生成する際により一層効率的にすることができる。蒸気駆動されたタービン発電機は、蒸気をつくるためにボイラーを使う任意の慣習的なタイプであってよく、それは順に、蒸気タービンを駆動し、そこで発電装置が電気を生成するように駆動される。] 図面の簡単な説明 [0040] 石炭燃焼発電所(HRSG=Heat Recovery Steam Generator、熱回収蒸気発生機)から解放される燃焼排ガスからのCOおよ びCO2ガスをきれいにし、そして分離するための種々の構成要素および既存のIGCCシステムのステップを示す概略図である。 石炭を処理し、そしてそこから二酸化炭素を除去するための既存のシステ ム〔WGSリアクター(反応装置)=Water Gas Shift(水性ガスシ フトリアクター)、ESP=静電集塵装置〕を示す概略図である。 2つのステージのターボ圧縮機および2つのステージ圧縮機を有する2つの ステージターボエキスパンダーが利用されるスーパーチルドエアーを発生させるのに 用いられるCTT装置の具体化を示す概略図であり、ここでは、ターボ圧縮機および ターボエキスパンダーセットが共通のシャフトに位置付けられ、そして圧縮機から熱 を取り除くための複数の熱交換器が提供される。 貯蔵タンクに組み込むスーパーチルドエアーを発生させるのに用いるTCA ESシステムの具体化を示す概略図であり、2つのステージターボ圧縮機および2つ のステージターボエキスパンダーセットを利用し、そこでは、ターボ圧縮機およびタ ーボエキスパンダーセットが共通のシャフト上に位置付けられ、そして圧縮機からの 除去熱のための複数の熱交換器が提供される。 CO2ガス放出をスーパーチルドエアーと混合するための混合チャンバーを もつ本システムの具体化を示す概略図であり、そこでは、チャンバーはチルドエアーを凍結CO2結晶から分けるためのサイドダクトをもち、および凍結CO2結晶はそ れらがドライアイスブロックを簡単な輸送および貯蔵のために形成することができる チャンバーの底部で収集させることを可能にされる。 蒸気タービン発電機を含む、燃料駆動されるタービン発電機の効率を上昇さ せるためにいろいろな構成要素および方法ステップを示すCTT装置の概略図である 。 蒸気タービン発電機を含む、燃料駆動タービン発電機の効率を上昇させるた めにいろいろな構成要素および方法ステップを示すTCAES装置の概略図である。 CTT装置によって発生するスーパーチルドエアーがIGCCによって分離 されるCO2とどのように混合されるかを示す概略図であり、そこでは、CO2の固形ブロックがチャンバーから取り出され、そしてそこでCTT装置からの廃熱が回復され、そして残りのチルドエアーが燃料駆動タービン発電機のための吸気として用い られる。 TCAES装置によって発生するスーパーチルドエアーがIGCCによって 分離されるCO2とどのように混合されるかを示す概略図であり、そこでは、CO2 の固形ブロックがチャンバーから取り出され、およびそこでは、TCAES装置から の廃熱が回復され、そして残りのチルドエアーが燃料駆動タービン発電機のための吸 気として使われる。 CTT装置の例のために熱力学的状態を示すチャートである。 熱バランス(熱平衡)およびCTT装置の例の気流必要条件を示すチャートである。 本システムの例のために発電所からのCO2およびエアダクトサイズを示 すチャートである。 本システムの例のために混合ダクトについてCO2およびエアダクトサイ ズを示すチャートである。 CTT装置の例のための圧縮機の効率を示すチャートである。 2つの異なるCTT装置の熱力学的特性を示すチャートである。] 実施例 [0041] 本発明の詳しい説明 本技術での石炭の利用は、若干の望ましくない排出物質を生成する。これらには、窒素およびイオウの酸化物、微粒子の放出および温暖化ガスで、二酸化炭素のようなものが含まれる。これらの放出を減らし、および石炭利用技術の燃料効率を改善する強い誘因がある。] [0042] これらの難題に対応するため、新しい石炭利用技術が開発されている。これらのより一層有望なもののうちの1つは、発電において使われるIntegrated Gasification Combined Cycle(ガス化複合発電)技術(「IGCC」)である。図1Aは、典型的な既存のIGCCシステム1の概略フローダイアグラムを示す。このシステム1は、発電所によって生成される他の燃焼ガスからのCOおよびCO2ガスの浄化および分離の目的のために、石炭燃焼発電所およびその排出物質のスクラビングシステムによって用いられる。臨界未満の粉砕された石炭(SPC)、および極端に超臨界の粉砕された石炭(USCPC)、および循環流動床(CFB)のような他のプロセスが、その中で用いられることもできるが、IGCCプロセスは好ましいシステムとしてここに提示される。] 図1A [0043] IGCCは、将来において、電力供給を加えるのに主に用いられるシステムのタイプであり、そして老化石炭発電所およびますます高価な天然ガス発電所に代わると思われる。プロセスは、温暖化ガスを排除し、そして有用な水素および/または液体燃料を生産するために、オプションを提供する。] [0044] IGCCプラントによって用いられるプロセスは、2つの一般的な技術に分類することができ、第1の技術は、石炭が合成ガス(シンガス)を生成するためにガス化される石炭ガス化と呼ばれる。第2の技術は、今日利用できる電気を商業上生産する最も効率的な方法のうちの1つである複合サイクル発電(combined−cycle power generation)と称される。汚染物質が合成ガスから除去された後、電気は次のプロセスを使用して発生され、すなわち、1)ガスタービン発電機は合成ガスを燃やすのに用いられ、2)ガス化からの熱およびガスタービン発電機からの排熱は蒸気をつくるのに用いられ、3)電気を発生させるのを助ける蒸気タービン発電機に動力を供給するために蒸気を用いる。] [0045] 石炭ガス化は、ガス燃焼タービンのための燃料として使うことができるきれいな石炭ガス(シンガス)を生成するプロセスである。このプロセスでは、石炭が燃焼される前に、石炭を、主に水素および一酸化炭素からなるガス状燃料を生産するために高い温度および圧力の下で蒸気および空気または酸素と反応させる。ガス化装置内で利用可能な空気または酸素(O2)の量は、一部分の燃料だけが完全に燃えるように、慎重にコントロールされるのが好ましい。この「部分的な酸化」プロセスは、化学的に燃料を分解して、合成ガス(シンガス)を生成するのに必要な熱を提供し、それは水素(H2)、一酸化炭素(CO)、および他のガス状の成分のマイナーな量から構成される。] [0046] 合成ガスは次いで、水性ガスシフトリアクターにおいて処理され、好ましくはそれはCOをCO2に変換し、およびCO2およびH2分子の濃度で、たとえば、合成ガス流において、それぞれ、40パーセントおよび55パーセントまでのように増やされる。触媒の存在において、一酸化炭素および高圧水蒸気は、次いでCO2およびより一層多くのH2を形成し、それは実際には、90%を超える水素を含むことができる燃料ガスをもたらす。ガス混合物が高圧であり、そしてCO2が高濃度であるので、また、それは、二酸化炭素を形成するために反応を起こす炭素化合物をもたらし、それはそれから簡単に取り除くことができる。CO2がポスト燃焼の燃焼排ガスにおいてよりも高い合成ガスでの濃度で存在するので、CO2捕獲はポスト燃焼捕獲方法よりプレ燃焼技術を用いてあまり高価ではない。目下、2、3のガス化プラントしか本格的運用になく、そして関与する資本コストは観衆的な微粉化された石炭プラントのためのものよりも一層高い。] [0047] IGCC技術によって生成される合成ガスは好ましくは、ガスクリーンアップ(清浄化)によって浄化され、−CO2は種々の溶媒を用いる水素豊富燃料ガスから洗い出され(washed out of)、−および1種のそのような適用において、用いる溶媒はMDEAである。溶媒の代わりに、膜をまた、少なくとも2つのアプローチを用いてCO2分離および水素精製のために使うこともでき、すなわち、1)水性ガスシフト(WGS)膜リアクター、および2)WGS反応が続くCO2除去である。第1のアプローチにおいて、すなわち、WGS膜リアクターで、膜はCO2および商業上のCu/ZnO/Al2O3触媒を130度Cから160度Cまでで取り除き、そしてそれがWGS反応に触媒作用を及ぼすように、COをH2へシフトさせる。同時にCO2を除去することによって、COが水素に変換するように、可逆なWGSは前方にシフトされ、そしてCO濃度は次に著しく減らされる。10ppm未満のCO濃度、および50%よりも高いH2濃度(乾燥質量で)をいろいろな供給ガス流量で成し遂げられることができる。第2のアプローチにおいて、プロセスは慣習的なWGSリアクターが続くCO2選択膜モジュールからなる。CO2選択膜モジュールは、合成ガスにおいてCO2の99%よりも多くを取り除く。] [0048] Combined Cycle Gas Turbine(複合サイクルガスタービン)プロセス(「CCGT」)において、合成ガスは電気を生成するために燃やされる。図1Aに示すように、CCGT発電機の設計は、燃焼タービン/発電機、熱回収蒸気発生器(H.R.S.G.)、および蒸気タービン/発電機からなる。ガス化装置からの熱および燃焼タービンからの排熱は好ましくは、蒸気を生成するために、熱回収蒸気発生器において回収される。この蒸気は次いで、電気を生成する別の発電機に動力を供給するために、蒸気タービンを通して通過する。CCGTは、それがより一層多くの電気を生成することがシステムからの廃熱を再利用するので、慣習的な発電システムよりも効率的である。] 図1A [0049] IGCCは、以下の特徴を含む技術である。すなわち ・SOx、NOxおよび微粒子の放出は、現代的な石炭プラントからよりもIGCCプラントで大いに低い。その揮発性有機化合物(VOC)放出および水銀放出は同程度である。 ・IGCCプラントは、現代的な石炭プラントよりもおよそ20%少ないCO2ガスしか放出しない。 ・IGCCプラントは、現代的な石炭プラントより20−40%少ない水しか使わない。 ・IGCCプラントは、慣習的な石炭火力発電所(coal fired power plant)よりも高い効率で動き、このようにしてより一層少ない燃料しか必要とせず、そしてより一層少ない排出物質しか生成しない。目下の効率は、高効率タービンおよび若干の他のプロセス改善を使う非常に近い将来に予想される60%と同じくらい高い効率を有する42%である。 ・電気のためのコストは、CO2捕獲なしで、現代的な石炭プラントでのものよりおよそ20%高い。発電コストは、MMBTUにつき6.50ドルでの天然ガスを用いる天然ガスIGCCプラントからのものより40%低い。 ・IGCCプラントからのCO2は、捕獲および隔離のための、輸送費なしで、25−30%の追加費用増加で慣習的な石炭燃焼プラントからのものより著しく大いに簡単に捕獲される。 ・IGCCは、経済的なやり方での合成ガス流の一部である水素を捕獲する。] [0050] 目下の慣習的な石炭ベースの発電システムについてのIGCCの利益には、次のものが含まれる。すなわち 1)より一層高い効率およびより一層低い排出物質:効率における改善は、石炭燃焼からの排出物質を劇的に減少させる。たとえば、35%から40%までに効率を増やすことは、10%を超える二酸化炭素ガス放出を減らす。目下50%に近づく効率を用い、IGCC発電所は、より一層少ない石炭しか使わず、そして慣習的な発電所よりも低い二酸化炭素の放出しか生成しない。新しいガスタービン概念および増加したプロセス温度の開発により、60%を超える効率が目標とされる。 2)より一層高い出力:ガスタービンで合成ガスを使うことは、特に酸素ブローンユニットからの窒素がタービンに供給されるとき、その出力を増やす。このようにして、天然ガス上で焼かれるとき、170MWと評価されるタービンは、合成ガス上で190MWまたはそれよりも多くを産生することができる。さらにまた出力は、天然ガスに関する場合であるよりも、周囲温度に少なくしか依存しない。 3)生成物の柔軟性−炭素捕獲および水素生産:IGCCでのガス化プロセスは、電気だけでなく、一連の工業上の使用のための化学物質、副産物、および輸送燃料の生産を可能にする。そのうえ、そして最も重要なのは、二酸化炭素を石炭合成ガス(一酸化炭素および水素)から水/ガスシフトプロセスを通して捕獲することができる。つまり、CO2は濃縮された流れにおいて捕獲することができ、それによってそれが隔離されるのがより一層簡単にされる。追加の利益は、特にプラントが酸素駆動される場合、炭素捕獲のための低い追加的コストにある。] [0051] 関連した既存の技術は、図1Bに示され、それは概念上の統合された研究室スケールの発電所スキームを示し、合成ガスがスクラッバーおよび静電集塵器(ESP)からなるガス浄化セクションに曝されるガス化装置(gassifier、gasifier)から出る。合成ガスは、2つの流れに分裂される。すなわち、第1の流れは、次の:1)冷えた脱硫システム、および2)動力の生産のための内燃機関で構成されている動力の生産ラインに送られる合計ガス流の80%からなる。第2の流れは、次の:1)ホット(熱い)脱硫システム、2)2つの水性ガスシフトセクション(高温および低温)、3)豊富化水素ガス流を得るための2つのCO2分離ステージ、および4)水素精製システムで構成される水素生産ラインに送られる合計の流れの20%からなる。] 図1B [0052] このプロセスでは、燃焼排ガスでのCOは、水との相互作用によってCO2およびH2に変換される。このように、燃焼排ガスのCO2は濃度において増やされる。CO2のこの流れは、その後次のプロセスによって分けられる。すなわち、シフト変換からのガスはさらに、水素から二酸化炭素の分離のために処理を経る。化学プロセスは、アミンを伴う吸収に基づき、親水性および疎水性の重合膜を有するリアクターを使って水素を含有するガス流から二酸化炭素を除去するために採用される。プロセスには、次のセクションが含まれる。すなわち、1)親水性膜を通してのアミン溶液中への合成ガスの拡散、2)アミン溶液へのCO2の吸収、および3)疎水性膜を通した精製された合成ガスの分離。] [0053] 目下のIGCC発電所が好ましいアプローチであり、本発明を用いる使用のために選ばれたが、既存のIGCCプラントにおいて見出される3つの鍵となる不利益がある。すなわち、(1)過剰な動力の損失、(2)CO2を輸送するための高さのコスト、および(3)CO2を隔離する高いコスト。それでも、本システムの意図は、動力の損失、ならびに高価なパイプラインでの輸送(transportaton)の必要性および隔離のための必要性を減らし、および若干の立体配置において排除することである。] [0054] 石炭燃焼発電所およびその放出スクラビング操作によって発生する二酸化炭素ガスの流れは、大気中への煙突を通してのそれの解放によって過去に処分され、このように、大気での温暖化ガスにかなり寄与した。試みはまた、高価なパイプラインおよび圧縮機材を使ってCO2の排出物質を運搬し、および隔離させたが、これらの努力の何もあまり好首尾でなかった。] [0055] 本発明は、石炭燃焼発電所から発散するCO2ガス排出物質を分け、輸送し、そして隔離する過去の試みについて改善を現すシステムを含み、そして好ましくは、スーパーチルドエアーを用い、それは、商業上の目的のために簡単に輸送し、そして保存し、および/または用いることができ、たとえば、炭酸飲料の生産のようなもののために、ドライアイスブロックを形成するために凝集することができる結晶を形成するようにCO2ガスを混合することができる。次のものは、CO2のための商業上の適用のリストである。すなわち、飲物、食物、空気のシステム、消火器、溶接、カフェイン除去、製薬上および他の化学処理、生物学的適用、レーザー、ポリマーおよびプラスチック、油回収、冷却剤として、石炭床メタン(CBM)回収およびワイン造りである。固形二酸化炭素氷ブロックは石炭燃焼発電所から移動させることができ、どこかほかで使われるよう現場から離れて(offsite、現地外)出荷され、そしてその結果、残りの二酸化炭素の足跡が現場にはない。] [0056] 本発明は、石炭および/または炭素燃焼排ガスから一酸化炭素および二酸化炭素を分離するために、そしてこれらの2つのガスを、二酸化炭素ガスの1つの流れを作るために結合するために、事実上任意のシステムでも使用することができ、しかし好ましくは、それは上述のIGCCシステムを使用する。本システムの基本的な操作は以下のステップを含む。すなわち 1)圧縮:システムは、周囲空気を圧縮し、およびその圧力上昇させるために、1種またはそれよりも多くのターボ圧縮機を用い、 2)冷却剤:システムは、圧縮空気を冷却剤にさらし、圧縮空気の温度を、室温で、またはその近くで維持することができるようにし、そこでは次いで、加熱された冷却剤の水が、関係する蒸気タービン発電機またはチラーの効率を上昇させるのに用いられることができ、そこでは次いで、エネルギーがIGCCを駆動するのを助けるのに用いることができ、 3)膨張:システムは、1種またはそれよりも多くのターボエキスパンダーを通して圧縮空気を解放し、そして膨張させ、それによって副産物としてスーパーチルド空気を発生させ、 4)混合:システムは、ターボエキスパンダー(群)によって発生するスーパーチルドエアーを混ぜ、それはマイナス150度Fからマイナス180度Fまでほど低いことがあり、IGCCシステムからの二酸化炭素ガスの流れを伴う。好ましくは、スーパーチルドエアーに対する暖かい二酸化炭素ガスの質量の比率は少なくともマイナス109.3度Fまたはそれより低くまでの温度で、還元された二酸化炭素ガスをもたらし、それはCO2ガスの凍結および凝固を招く。結果は、簡単に輸送し、そして保存することができる固形二酸化炭素(ドライアイス)ブロックであり、およびHVAC、冷蔵および/または脱塩のためにどこかほかで用いることができる冷たい空気である。残ったチルドエアーはまた、その効率を上昇させるために、冷たい吸気を関係する燃料駆動タービン発電機に提供するのに用いることもでき、そこでは、そこから導き出されるエネルギーがまたIGCCを駆動させるのを助けるのに用いることもできる。] [0057] 上記の冷却および凍結ステップが任意の慣習的な冷却および/または冷蔵システムによってでも簡単に達成することができるが、本発明は好ましくは、自由なスプーリング配置を有する、図2および3において示されるもののようなターボ圧縮機およびターボエキスパンダー装置を用い、それらは空気のより一層高い圧縮を有する空気のより一層高いマスフロー(大量の流れ)を可能にし、それによって気圧への最終的な膨張がスーパーチルドエアーを生成することができる。さらにまた、ハードウェアの足跡および容量は、慣習的な冷蔵機械類と比較して小さい。ターボ機械類は、特に、任意の極低温のプロセスの成功にとってでも必須であることができる。用いることができる種類の例は、CryoMachinery(クライオマシーナリー)〔Air Products(エアー・プロダクト)〕によって生産され、それは今日世界中で最も効果的な空気分離および液化設備の若干のための冷蔵を提供する放射状流入ターボエキスパンダーである。高圧ターボエキスパンダーは典型的に、冷蔵を極低温液体の生産のために提供するのに用いられ、エキスパンダーは、冷蔵をプロセスに提供する高圧ガス流から仕事量を引き出す。エキスパンダーによってガス流から除去される仕事量は、動力を圧縮サイクルへ提供するのに用いられる。] 図2 [0058] 図2は、2つのステージの圧縮機5、2つのステージのターボ圧縮機7、9、および2つのステージのターボエキスパンダー11、13を、第1、第2および第3の熱交換器、15、17および19とともにもつ2つのステージのターボエキスパンダーCTT装置3を示す。CTT装置3の操作は好ましくは、初期に石炭燃焼発電所からの小量のエネルギーを用いる周囲空気に圧力をかける2つのステージの圧縮機5を用いて始められ、すなわち、動力6の最小の量は、圧縮機5を駆動するために石炭燃焼発電所から出される(tapped from)。それでも、議論されるように、このエネルギーを減らすことができ、それは、システムからの廃熱が回収され、そしてコロケーテッド(同じ位置に配置された)蒸気火力発電機設備またはコロケーテッドチラーで用いられるからである。また、別々の電源を採用することもできる。] 図2 [0059] 圧縮機5は好ましくは、圧縮空気の温度を減らし、実際は加圧されるのを助けるその独自の冷却剤システムを含み、そこでは、冷たい水(60度Fでのようなもの)が圧縮機を通して分配し、冷却剤として用いることができ、そこでは次いで、たとえば、図5に示されるように、加熱された水を、関係する蒸気駆動された発電機設備89に、追加の電気を生成するように分配することができ、またはチラーに供給することができる。] 図5 [0060] 第1の熱交換器15は、図2で示すように圧縮機5から下流に設けることができる。追加的な冷水(60度Fでのようなもの)は、圧縮空気の温度を、たとえば室温のようなものまで低下させるために、第1の熱交換機15を通して分配することができ、それは、システムによって使用される最終的なチルドエアーを実質冷やすのが確実にされるのを助ける。加熱された冷却剤の水は次いで関係する蒸気駆動発電機設備89に分配することができ、そして図5で示すように、追加的な電気を、再び、生成するのに用いることができる。] 図2 図5 [0061] 第1の熱交換器15を通して通過する圧縮機5からの圧縮空気は次に、第1のステージのターボ圧縮機7中に導入され、そこでは、圧縮空気は圧縮され、そして再び加熱される。第1のターボ圧縮機7は好ましくは、圧縮機5から圧縮空気を採取し、そしてそれをさらに、圧力を増すために圧縮するが、しかしその後、追加的な熱がまた発生するので、加熱され、そして圧縮された空気は再び、圧縮空気の温度を低下させ、第1の熱交換器15に関連して実質同じ上述の冷却剤システムを使用して、第2の熱交換器17を通して通過され、そこでは、図5で示すように、より一層多くのエネルギーを生成するために、冷水を冷却剤として用いることができ、そして加熱された水を次に、関係する蒸気発生器設備89において用いることができる。] 図5 [0062] 冷やされた圧縮空気はそれから、圧縮空気が圧縮され、そして再び加熱される第2のターボ圧縮機9中を通過する。加熱され、そして圧縮された空気はそれから、再び空気の温度を低下させる第3の熱交換器19を、第1および第2の熱交換器15および17に関連して実質同じ前述の冷却剤システムを使用して通り、そこで、図5で示すように、加熱されたい水は次に、より多くのエネルギーを発生するために、関係する蒸気発生器設備89において使うことができる。] 図5 [0063] 圧縮空気が、最高215psiaのように十分に加圧され、そしてたとえば、およそ室温に至るまでのように冷やされると、圧縮空気は次いで、第1および第2のターボエキスパンダー11、13によって解放され、そして膨張され(図2を参照)、それらはスーパーチルドエアーを生産するために圧縮空気を解放する。この点で、圧縮機5が点火され、そして周囲空気を圧縮するために働き、そして空気がシステムに通されるとき、第1のターボ圧縮機7および第1のターボエキスパンダー11が共通のシャフト8に位置付けられるので、そして第2のターボ圧縮機9および第2のターボエキスパンダー13が共通のシャフト10に位置付けられるので、操作の定常状態(スプーリング)の条件が成し遂げられるまで、2つのターボエキスパンダーの回転は2つのターボ圧縮機を同様に回転させる点に注目する必要がある。スプーリングインペラー(はね)の各組は無関係に位置され、そしてそれら自身の回転速度をもつことができる。] 図2 [0064] したがって、装置3の基本的な操作は、圧縮機5で発生し、そして次いで第1のステージのターボ圧縮機7中に、そして第2のステージのターボ圧縮機9中に導入される圧縮空気を用いて始まり、そしてその時間まで、圧縮空気がターボエキスパンダー11、13によって解放され、そして膨張され、それは、第1のターボエキスパンダー11が第1のターボ圧縮機7と同じシャフト上に位置付けられるからであり、そして第2のターボエキスパンダー13は第2のターボ圧縮機9と同じシャフト上に位置付けられ、第1および第2のターボエキスパンダー11、13が回転し始めるとき、第1および第2のターボ圧縮機7、9はまた回転し始める。すべての4つの構成要素−第1および第2のターボ圧縮機7、9、および第1および第2のターボエキスパンダー11、13−は、第1および第2のターボエキスパンダー11、13で発生するトルク(機械的仕事)の結果として回転し始め、第1および第2のターボ圧縮機7、9をそれぞれ駆動する。この点で、第1および第2のターボエキスパンダー11、13のそれぞれによって生産されるシャフト8および10の回転速度は、それらが平衡入力圧に達するまで、第1および第2のターボ圧縮機7、9のそれぞれを駆動するために十分な動力を提供する。操作の定常状態条件が達成されるとき−それが2、3秒内で起こることができ−ターボ圧縮機7、9は空気を圧縮し続け、そしてその後、圧縮空気はターボエキスパンダー11、13によって解放され、そして膨張され続け、それはスーパーチルドエアーを生成する。ターボ圧縮機およびターボエキスパンダー装置の各組は、それ自身の回転速度および出力定格(power rating)をもつ。] [0065] 好ましくは、圧縮空気が圧縮機5とターボ圧縮機7、9でそれぞれ、加圧されていて、熱交換器15、17および19は、圧縮空気の温度を低下させるのを助ける。このように、圧縮機によって発生する熱は、その熱が、それによって発生しているチルドエアーの温度に影響を及ぼさず、またはオフセットしないように追い出す(expelled)ことができる。この点で、熱交換器15、17および19は好ましくは、任意の慣習的なタイプで、冷却剤のようなもの、たとえば、冷水のようなものを使う向流システムのようなものであり、熱を圧縮機(そして、それらが生成する圧縮空気)から引き離し、そこでは、熱が交換されると、冷却剤は関係する発電機で、たとえば、蒸気タービン発電機および/または吸収チラー(absorption chiller)のようなものに移される。熱交換器は好ましくは、圧縮機によって生成される高温の圧縮空気がその中で含まれる熱を冷却剤に引き渡すよう強いて、そこでは冷却剤が加熱され、圧縮機によって生成された圧縮空気の温度を著しく低下することができる。] [0066] 向流熱交換器において好ましくは、冷たい冷却剤の水は、冷やされた空気の出口と同じ端部上で熱交換器中に導入され、一方で同時に、加熱された空気は加熱された水の出口と同じ端部上で熱交換器中に導入される。つまり、冷却剤の水は一方の端部中に導入され、そして加熱された空気は反対側中に導入され、そして冷却剤の水および加熱された空気は反対方向において熱交換器を通るのを許容される。このように、加熱された空気は、加熱された水が出る同じ端部中に導入されることができ、そして冷水は冷たい空気が出る同じ端部中に導入されることができ、それによって熱交換器がより効率的に操作されるのが助けられる。] [0067] CTT装置3は概して、次の特長を含む。すなわち、1)下流のターボエキスパンダーにおける膨張プロセスは、それらの双方が加速の間、そして最終的な平衡回転速度が成し遂げられるとき、同じ回転速度をもつように、上流のターボ圧縮機に付着されるシャフトを通して送られる「仕事」を生成する。定常状態の平衡に達するとき、ターボエキスパンダーおよびターボ圧縮機は、同じシャフト上で、同じ回転速度を成し遂げ、そこでは、この平衡状態が「自由なスプーリング」モードと呼ばれる。ターボ圧縮機はこのような場合、気圧への全体的な膨張を増加させることができるように、より一層高い圧力が達成されるのを許す。2)ターボ圧縮機の圧縮によって発生する熱い空気は、ターボエキスパンダーへの取り込みが、たとえば、およそ室温のようなものにまで低下することができるように、冷却剤の水によって冷やされる。このようにして、膨張が急激な圧力低下から起こるとき、マイナス150度Fからマイナス180度Fまでの範囲における空気温度は達成することができる。3)ターボ圧縮機およびターボエキスパンダーは、膨大な温度低下が起こるとき限りないエアーマスフローが処理されるように、30,000から70,000までのRPMの程度上で、非常に高い回転速度で回転する。4)高い回転速度は、インペラーホイール(回転盤)がインペラーの円周で超音波の先端速度を避けるために測定されることを求める。このように、これらの装置は好ましくは、特に巨大な慣習的な冷蔵および慣習的なチルドシステムと比較されるとき、小さい。] [0068] 図3は、2つのステージのターボ圧縮機23、25、および2つのステージのターボエキスパンダー27、29を、第1および第2の熱交換器31および33とともにもつ2つのステージのターボエキスパンダーTCAES装置21を示す。TCAES装置21の操作は、CTT装置3と類似しますが、圧縮空気は、図6で示すように、高圧力タンク105に保存され、そしていつでも解放されることができることを除かれ、それは、作用の追加された利益を時間的推移(time−shifting)手段として、すなわち、エネルギーが生成されるとき提供し、それはそれが用いられるとき異なることができる。好ましくは、タンク105からの圧縮空気を第1のステージのターボ圧縮機23中に導入し、そこでは、圧縮空気が圧縮され、そして再び加熱される。好ましくは、第1のターボ圧縮機23はタンク105からの圧縮空気を取得し、そしてそれを、圧力がさらに増すようにさらに圧縮する。その後、追加的な熱がまた発生するので、加熱され、そして圧縮された空気は好ましくは、第1の熱交換器31を通され、それは、CTT装置3に関連して実質同じ上述の冷却剤システムを用いて圧縮空気の温度を低下させ、そこでは、冷水を冷却剤として用いることができ、そして加熱された水がより一層多くのエネルギーを生産するために関係する蒸気発生器設備111において用いることができる。] 図3 図6 [0069] 冷やされた圧縮空気はそれから、圧縮空気が圧縮されて、再び熱される第2のターボ圧縮機25中に通される。加熱され、そして圧縮された空気は次いで、再び空気の温度を低下させ、第1の熱交換器31に関連して実質同じ上述の冷却剤システムを使用して、第2の熱交換器33に通され、そこでは、図6で示すように、より一層多くのエネルギーを生成するために、次いで、加熱された水を、関係する蒸気発生器設備111において用いることができる。] 図6 [0070] 圧縮された空気を、たとえば、最高215psiaのようなものまでに加圧し、そしてたとえば、およそ室温に至るまで冷やすと、好ましくは、圧縮空気は、第1および第2のターボエキスパンダー27および29によって解放され、そして膨張され、それは、スーパーチルドエアーを生成するために圧縮空気を解放し、そして膨張する。この点で、圧縮されて第1のターボ圧縮機23に供給され、それは、第1のターボ圧縮機23および第1のターボエキスパンダー27が共通のシャフト30上に位置付けられるので、そして第2のターボ圧縮機25および第2のターボエキスパンダー29が共通のシャフト32に位置付けられるので、操作の定常状態の条件が達成されるまで、2つのターボエキスパンダーの回転は、2つのターボ圧縮機が同様に回転するようにすることに注目すべきである。] [0071] 装置21の基本的な操作は、第1のステージのターボ圧縮機23中に、そして次いで、第2のステージのターボ圧縮機25中に導入される圧縮空気を用いて始められ、そしてその時、第1のターボエキスパンダー27が第1のターボ圧縮機23と同じシャフト上に位置付けられるので、圧縮空気がターボエキスパンダー27、29によって解放され、そして膨張され、そして第2のターボエキスパンダー29が第2のターボ圧縮機25と同じシャフト上に位置付けられ、第1および第2のターボエキスパンダー27、29が回転し始めるとき、第1および第2のターボ圧縮機23、25はまた回転し始める。すべての4つの構成要素−第1および第2のターボ圧縮機23、25、および第1および第2のターボエキスパンダー27、29−は、第1および第2のターボエキスパンダー27、29によって発生するトルク(機械的仕事)の結果として回転し始め、それらは、第1および第2のターボ圧縮機23、25のそれぞれを駆動するのを助ける。シャフト30、32の回転速度は好ましくは、それらが平衡入力圧に達するまで、第1および第2のターボ圧縮機23、25のそれぞれを駆動するのに十分な動力を提供する。操作の定常状態条件が達成されるとき−それは2、3秒の範囲内で起こることがあり−ターボ圧縮機23、25は空気を圧縮し続け、そしてその後、圧縮空気はターボエキスパンダー27、29によって解放され続け、それはスーパーチルドエアーを生産する。] [0072] 好ましくは、圧縮空気がターボ圧縮機23、25のそれぞれによって加圧されていて、熱交換器31、33は圧縮空気の温度を低下させるのを助ける。このように、圧縮器で発生する熱は、熱がそれによって発生するチルドエアーの温度に影響を及ぼさないか、またはオフセットしないように追い出すことができる。この点で、上述したように、熱交換器31、33は好ましくは、向流またはコフローのタイプのような任意の慣習的なタイプである。] [0073] 図4は、石炭または石炭燃焼発電所から放出される残りのガスから分離されるCO2ガスを採取する提案された解法41を示し、それは凍らせられ、そしてそれは保存される。つまり、提案された解法では、IGCCシステムを用いる石炭から導き出されるCO2ガスは好ましくは、チャンバー43中に導入され、そして次いで冷やされ、氷ブロックを形成するために凝集することができ、それを次いで簡単に輸送し、そして保存することができる冷凍した二酸化炭素の結晶を生産するために、スーパーチルドエアー(CTT装置3またはTCAES装置21に由来する)との相互作用によって昇華する能力を奪われる。このプロセスは、鉱山を掘り、既存の洞穴を使用するための、または藻類堆積物、または石灰採石場を見出すため、またはパイプラインを構築するための必要性を排除する。代わりに、CO2ガスはドライアイスの固形ブロックにまで凍り、それは次いで事実上任意の凍った生成物設備に送ることができ−たとえば、炭酸飲料を生産するようなものに−それは順に、そのシステムが稼げる事業になるのを可能にし−それは、上述したように、IGCCを使ってCO2を分離することと関係した高いコストをオフセットすることができる。] 図4 [0074] 概して言えば、本システムは、CO2ガスをチャンバー43中にスーパーチルドエアーの予め定められた量とともに注入するためにシステムを組み込み、それは結晶を形成するためにCO2ガスを急速冷凍させ、それから氷ブロックを形成するために一緒に凝集することができるのを助ける。好ましくは、スーパーチルドエアーを、その周辺部のまわりで間隔をあけられる複数の入口45を通してチャンバー43中上方に注入し、その一方、CO2ガスは複数の入口47を通して下方に導入される。このように、2つが混合され、凍ったCO2の結晶は、デッドゾーンエリア49内で形成することができ、そして循環され、それらを一緒に凝集させる。断熱された混合チャンバー43中に、マイナス150度Fからマイナス180度Fまででスーパーチルドエアーの容量流を導入することによって、そして次いでCO2ガスの容量流を導入することによって、CO2ガスの温度を著しく、たとえば、マイナス109.3度Fまで、またはそれよりも低くのように低下させることができる。次に、CO2ガスがスーパーチルドエアーと混合され、そして熱交換のために凍らされ、純粋なCO2の結晶が形成される。時間とともに、すなわち、2、3秒もたたないうちに、凍ったCO2の結晶は凝集し、そしてチャンバー43の底部に落下し、そこではそれらが集まり、そしてドライアイスブロックを形成する。] [0075] 鍵となるもののうちの1つは、CO2ガス(室温で)の適切なパーセンテージ(割合)とスーパーチルドエアー(マイナス150度Fからマイナス180度Fまで)の適切な量を、混合物が凍ったCO2の結晶の形成をもたらす適切な温度が達せられるように混合することである。この点で、好ましくは、サイドダクト53は、チルドエアーを、CO2の結晶が下方に加圧されるように(重力および慣性によって)、チルドエアーがチャンバー43を通り、および外へ回されるのを可能にするチャンバー43の側面上に提供され、それによって、チャンバー43の底部の方へ凍ったCO2の結晶を押し進めるのが助けられる。このことが起こるために、チャンバー43内の空気がチャンバー43を通して下方に効果的に循環されるように、入口47が出口(それはサイドダクト53である)上に位置付けられるのが望ましい。] [0076] 好ましくは、本発明には、チャンバー43において形成されるCO2ガスの結晶の最終的な温度がマイナス109.3度Fか、またはそれより低いままであることを確実にするために、適切な量において、および適切な率にてCO2ガスおよびスーパーチルドエアーを導入するのに用いることができるシステムが含まれる。この点で、好ましくは、CO2ガスおよびスーパーチルドエアーは、それらが妥当に、そして十分に混合され、そして空気の冷えた温度がCO2ガスへ移されるのに十分な圧力下に導入される。好ましくは、各々の率および流れ、ならびにチャンバー43、および入口開口45、47の全体的なサイズおよび立体配置は、結果として生じる混合物が最適な温度に達し、そして結晶の大きさを適切にそろえ、そしてそれらの特性を達成することができるように、予め定め、そして制御される。] [0077] CO2ガスおよびスーパーチルドエアーがチャンバー中に導入される方向は、CO2の結晶の妥当な形成、そして従って氷マスの集塊に寄与することがありうる。この点で、本発明は、双方の1)向流、および2)コフローの配置を考える。どちらを使用することでCO2がどれくらい速く凍る必要があるかに依存し、どちらがCO2ガスの温度に依存し、そしてスーパーチルドエアーがチャンバー43中に入る前にどれくらい冷たいか、ならびにチャンバーの大きさ、各々のどれたけ多くがチャンバー43中に導入されるか、およびどれだけの率か、等を決定することが因子である。] [0078] 向流の具体化において、システムは好ましくは、チャンバー中下方にCO2ガスが注入され、そこでは、スーパーチルドエアーがチャンバーの周辺部のまわりで間隔をあけられる複数の入口から上方へ導入される。CO2ガスおよびスーパーチルドエアーがチャンバーにおいて結晶の滞留時間を減らすだけでなく、混合能力を増やすために反対方向に注入されるので、これは向流プロセスと称される。これもまた、混合チャンバーの高さを減らすことによって、資本投資を減らす。コフローの具体化において、CO2ガスおよびスーパーチルドエアーの双方は、底部への結晶のより一層速やかな落下ならびに空気からの結晶のサイクロンのような分離を許容する同じ方向において導入される。] [0079] いずれにせよ、チルドエアーを通してCO2の結晶の下方へのフライトの間、結晶はそれらが落下するとき、より一層冷たくなり、そして一緒に凝集し、そこでは、時間までに、それらが底部に達し、好ましくはそれらは適切な温度になる。好ましくは、サイドダクト53は、チルドエアーを漏れさせるために、チャンバー43の側面上に提供される一方、CO2の結晶が落下し、または底部に至るまで突出するのを許容する。これは結晶が、チルドエアーから分離されることを確実にするのを助け、そこでは、チルドエアーが次いでチャンバー43から外に向けられ、そして冷却目的で、たとえば、さらなる冷却を、HVAC、冷蔵、燃料駆動発電設備および/または脱塩に対する空気の取り込みのようなもののために提供するのに用いることができ、それはさらに全体のシステムの効率を上昇させる。] [0080] モーター57または他の装置を有するスクリュー55は、凝集したCO2の結晶を押すのを助けるために、チャンバー43の底部で提供することができ、その結晶はチャンバー43の底部でポータル59を通して蓄積し、そのポータルは氷ブロックを形成するのに用いることができるフレーム63を有するコンベヤーシステム61の上に結晶が落下するのを許容する。チャンバー43の底部65は好ましくは、底部65で蓄積された結晶の本質的にすべてがポータル59を通して押されることができるように、スクリュー55の外側の形状に適合する半円筒形を有して構成される。ポータル59は、凝集された結晶が適切な時間でコンベヤーシステム61上に落下するのを許容するためにスイングオープンする(揺れて開く)ドア60をもつことができる。好ましくは、ドア60は、結晶のバッチがコンベヤーシステム61上に落下することができるように、たとえば、断続的な隙間を伴って、操作されるように作ることができ、それは別個の氷ブロックが形成されることの推進を助けることができる。氷ブロックがコンベヤーシステム61に沿って動くように、ドア60またはポータル59の縁部は予め定められた高さで設けることができ、それらは予め定められた厚さをもつ厚板(スラブ)を形成する。チャンバーの底部にて結晶のマスにとって、ドライアイスブロックがつくられる一方でブロックが凍ったままであるように、CO2の氷結温度よりもわずかに低いままにすることが望ましいことが見出された。これらの理由から、チャンバー内のチルドエアーの温度、およびCO2ガスの温度および各々の導入の率はすべてが最適の結果を得るために制御されることは重要である。] [0081] フレーム63は好ましくは、ローラー67を有する柔軟なコンベヤーベルト65上で提供され、その結果、結晶が落下し、それらはフレームによって分けられ、そして別個の氷ブロックを形成し始める。ベルト65の柔軟性は好ましくは、コンベヤーが回転し、そして図4で示すように、底部の右隅で下方に回転し−、簡単に解放されるように形成される氷ブロックを可能にする。また、コンベヤーシステム61はまた、循環様式において、すなわち、永久ループにおいて回転するのが可能になる。] 図4 [0082] その後、氷ブロックは簡単に輸送し、および保存することができ、および/またはCO2を新鮮なCO2を使うものを含む商業上の目的のために必要とするかもしれない事業に販売した。たとえば、CO2がどこから来るかに関係なく、炭酸飲料産業は清涼飲料を生産するためにCO2を使い続け、そして従って、それらが使うCO2が石炭燃焼発電所に由来することができるならば、新鮮な供給源からよりはむしろ、大気へのCO2の合計の消費はそれによって減らすことができる。] [0083] 図5および6は、いろいろな構成要素がどのようにその効率を上昇させるためにCTT装置3および/またはTCAES装置21に加えることができるかについて示す。] 図5 [0084] この点で、図5はCTT装置3を示し、そこでは、圧縮機75およびターボ圧縮機79からの廃熱がその効率を上昇させるために加熱された水を蒸気駆動タービン発電機89に提供するのに用いることができる。それによって生成されるエネルギーは、IGCCシステムに動力を提供するのに用いることもできる。また、CTT装置によって生産されるチルドエアーは、上述したように、CO2ガスを凍らせるのに用いることに加え、関係する燃料駆動タービン発電機91中に冷たい吸気を提供するのに用いることができる。この点で、増加した効率がCTT装置によって生成される熱およびエネルギーを再循環させるによって、そして次いでIGCCシステムに動力を提供するのに、および/またはチルドエアーの形態において、追加的な冷却をHVAC、冷蔵および脱塩のために提供するのに用いることができる電気の形態において追加のエネルギーを生産することによって達成されることが見出されうる。これは、より一層多くのコスト削減が成し遂げられ、CO2ガスを石炭から分離するための高いコストをさらにオフセットすることができる。] 図5 [0085] この点で、本発明は好ましくは、関連した米国仮出願連続番号第61/195,418号明細書で記述される方法およびシステムを組み込み、それは「燃料駆動タービン発電機の効率が高められるように圧縮空気を用いるための方法および機器」と題する。そのシステムは、燃料駆動タービン発電機の効率を増すための改善された方法およびシステムに関し、そこでは、システムは好ましくは、圧縮機タービンに冷気を注入するためにCTT装置からのスーパーチルドエアーを、そのより一層効率的な操作のために用いる。吸気を冷やす以前の装置とは異なり、そのシステムは、スーパーチルドエアーを発生するためにターボ圧縮機およびターボエキスパンダー装置によって膨張された圧縮空気を利用し、そこでは、システムは燃料駆動発電機91中に引き込むことができる冷たい乾燥吸気生成する。遠心機を使って吸気から水分を除去することによって、吸気がナセルを通して、そして圧縮機タービン中で加速されるとき、タービン羽根を損傷することがある氷粒子を形成しない。] [0086] チャンバー43を出るCTT装置21によって生産されるチルドエアーは好ましくは、燃料駆動タービン発電機91の圧縮機タービン92中への導入のために比較的冷たい吸気を生成するために、周囲空気とエダクター85において混合される。このような場合、チルドエアーは、エダクター85中に、1つまたはそれよりも多くの開口を通して導入し、スーパーチルドエアーの速さは、周囲空気を、開口を通して、そしてエダクター85中に引き出すのを助ける。次いで、2つのエアマス(気塊)を一緒に混合し、出てくるものは燃料駆動タービン発電機91の効率を上昇させるための吸気として用いることができる空気の比較的冷たいマス流である。] [0087] 冷気を生成し、および圧縮機タービン92において吸気としてそれを用いる利益は空気がより一層濃くなることであり、そしてより一層大きなマス流をもつことであり、そしてしたがって、圧縮機タービン92は、等価な容量の吸気を燃焼チャンバー94中に圧縮するのが難しいので、働かせる必要はない。よって、圧縮機タービン92は、より一層少ないエネルギーしか消費しないでよく、そこでは、より一層多くのエネルギーは発電機96を駆動するために利用可能になることができ、すなわち、システムによって生成されるエネルギーのより一層大きな部分は、発電機96を駆動し、そして電気を生産するのに用いることができる。起こることはより一層少ないエネルギーしか圧縮機タービン92を動かすのに用いられないということであり、それはより一層多くのエネルギーが発電機96を駆動するのに利用可能であることを有利に意味し、それは消費される燃料の単位容量につきより一層多くのエネルギーを生産するためのシステムの能力を増すのを助ける。] [0088] 別の利益は、チルドエアーが吸気からの水分を取り出し、そしてタービン羽根に損傷を与えることがある氷粒子の創作を避けるのに用いることができるということである。これは、周囲空気の範囲内で水蒸気を急速凍結させ、そして次いで氷粒子を(氷粒子の範囲内で補足される固形微粒子を含む)をチルドエアーから分離する手段として、チルドエアーを用いることによって達成される。すなわち、暖かい周囲空気がチルドエアーと混合されて、周囲空気の範囲内で存在する大部分の水蒸気は小さい氷粒子を形成するために急速凍結されうる。次いで、氷粒子は分離コンパートメント(または遠心機87)の底部に落下して、冷たい乾燥空気は遠心機87の軸に対しておよそ90度くらいで延びるサイドダクト中に向けることができ、そこでは、高速氷粒子がそれらのまっすぐな不活性な軌道をたどり続け、冷たい乾燥空気は次に角を曲がり、そして通路を通り抜け、そして氷粒子を残すことができ、それによって冷たい「乾いた」空気が生産される。] [0089] 議論されるように、冷たい吸気からの氷粒子の排除は、システムの効率を上昇させるだけでなく、タービン羽根に穴があけられ、および損傷が引き起こされるのを回避もする。燃料駆動タービン発電機91の圧縮機タービン92への入射は典型的にノズルまたはナセルの形状であり、比較的広い開口を有し、次いで比較的狭いナセルが続く、そこでは、圧縮機タービン羽根が位置付けられる。したがって、吸気がナセルを通して加速され、引き込まれた空気のほぼ断熱的な加速は流れ経路の締めつけから生じ、この状態はエンタルピー減少と関係し、そしてそれは順に、有意な温度低下を生成する。より一層低い吸気温度がより一層大きなシステム効率をもたらしたが、不利な面は吸気の温度が氷点より下に低下した場合、さもなければタービン羽根にぶつかり、そして損傷をそれに引き起こすことがある氷粒子を形成することができる。] [0090] 熱交換器は、77、81のようなもので、空気圧縮によって離れて生成される熱を引き出し、そしてそれを蒸気タービン発電機システム89および/またはその性能を高めるためにそれと関係するチラーシステムへ移すのに用いることができる。熱交換器は好ましくは、冷却剤を含み、たとえば、水のようなもので、それは装置からの熱を関係する蒸気タービン発電機装置89および/またはチラーシステムへ移すために圧縮器ユニットを通してチャネルを開くことができる。蒸気発生器のために、予備加熱した水を、ボイラーでの水がより一層少ないエネルギーしか用いないようにすることができるように、関係するボイラー90のために利用可能に作成することができる。装置から熱を引き出し、そして冷却剤の水を予熱して、そして冷却水をボイラー90に導入することによって、蒸気タービン発電機89をより一層効率的にするだけでなく、全体のシステムを電気生成においてより一層効率的にすることができる。蒸気駆動タービン発電機89は、任意の慣習的な種類であることができ、それは蒸気をつくるためにボイラー90を用い、それは順に、蒸気タービン86を駆動し、そこでは、発電機88が電気を生成するように駆動することができる。] [0091] 別の具体化において、遠心機87において溶け込む氷粒子として生産されるチルド水は、補助装置に冷却を提供するために用いられる。つまり、氷粒子として遠心機の底部で集められ、それらは、チルド水を生成するために解凍されうるものであり、それは熱エネルギー貯蔵システム84のような関係する装置へ移すことができ、そこではチルド水を後の使用のために保存することができる。熱エネルギー貯蔵装置84は好ましくは、層化タンクを含み、そこでは、チルド水を保存することができ、そしてそこからチルド水を補助装置で、たとえば、HVAC、冷蔵、燃料駆動発電機設備および/または脱塩への空気の取り込み、またはその他等のようなもののための冷却を提供するために取り出すことができる。チルド水が必要な冷却をこれらの装置に提供するのに用いられた後、水はそれから、層化タンクへと再循環され、そこでは、チルド水をこのやり方において保存することによって、それが必要なとき、要求あり次第、水は利用可能にすることができる。代わりの具体化において、チルド水は、HVAC、冷蔵、燃料駆動発電機設備および/または脱塩への空気の取り込みまたはその他、等のために、最初にそれを保存することなしに、冷却を提供するために直接用いることができる。] [0092] 図6は、TCAES装置21を示し、そこでは、圧縮機103からの廃熱を、その効率を上昇させるために加熱された水を蒸気駆動タービン発電機111に提供するのに用いることができる。この具体化では、空気は好ましくは、圧縮機103によって圧縮され、そして圧縮空気が好ましくは容器105に保存され、そこでは、制御弁104が容器105からの空気の通過をコントロールし、そして圧縮空気をターボエキスパンダー107によって解放させる。ターボエキスパンダー107によって生産されるチルドエアーは、上述のように、CO2ガスを凍らせるのに用いることに加え、関係する燃料駆動タービン発電機115中に冷たい吸気を提供するのに用いることができ、その効率を上昇させる。] 図6 [0093] この点で、増加した効率が圧縮機103によって生成される熱を再循環し、そしてそれを蒸気電力発生器111において使うことによって達成されることがわかり、それは、IGCCシステムに動力を提供するために用いることができる電気を発生させることができる。ターボエキスパンダー107によって生産されるチルドエアーはまた、追加の冷却を、HVAC、冷蔵、燃料駆動発電機および/または脱塩への空気の取り込みのために提供するのに用いることができ、そこでは、追加の電気がまた、ターボエキスパンダー107が回転して、発電機109によって発生することができる。これは、より一層多くのコスト削減が達成されるのを可能にされ、それは、CO2ガスを石炭から分離する高いコストをさらにオフセットすることができる。] [0094] 図6で示されるTCAES装置において、装置によって生産されるチルドエアーおよびチャンバー43から出るものは好ましくは、燃料駆動タービン発電機115の圧縮機タービンへの導入のための比較的冷たい吸気を生成するために周囲空気と混合される。このような場合、好ましくは、混合コンパートメントまたは誘導子113が提供され、そこではチルドエアーは1種またはそれよりも多くの開口を通して導入することができ、そしてスーパーチルドエアーの速さは開口を通して、そして誘導子113中に周囲空気を吸い込むのを助けることができる。次いで、2つのエアマスが一緒に混合され、出現するものは空気の比較的冷たいマス流であり、燃料駆動タービン発電機115の効率を上昇させる吸気として用いることができる。] 図6 [0095] この装置の別の利益は、チルドエアーが吸気から水分を除去し、そしてタービン羽根に損傷を与えることがある氷粒子の作成を避けるのに用いられることができるということである。これは、周囲空気の範囲内で水蒸気を急速凍結させ、そして次いで氷粒子(氷粒子の範囲内で捕捉される固形微粒子が含まれる)をチルドエアーから分離する手段として、チルドエアーを用いて達成する。つまり、暖かい周囲空気がチルドエアーと混合され、周囲空気の範囲内で存在する大部分の水蒸気は小さい氷粒子を形成するために急速凍結されうる。次いで、氷粒子が分離コンパートメント(または遠心機117)に落下して、冷たい乾燥空気が遠心機の軸に対しておよそ90度で延びるサイドダクトまたは通路118中に向けることができ、そこでは高速の氷粒子がそれらのまっすぐな不活性な軌道をたどり続けるように、冷たい乾燥空気はそれから角を曲がり、そして通路を通り抜け、そして氷粒子を残すことができ、それによって冷たい「乾いた」空気が生じる。] [0096] 議論されるように、冷たい吸気からの氷粒子の除去は、システムの効率を上昇させるだけでなく、タービン羽根に穴をあけること、そして損傷を引き起こすことを避けられる。燃料駆動タービン発電機115への入射は典型的にノズルまたはナセルの形状であり、比較的狭いナセルが続く比較的広い開口を伴い、そこで、圧縮機タービン羽根が位置付けられる。より一層低い吸気温度がより一層大きなシステム効率をもたらしたが、不利な面は吸気の温度が氷点より下に下がる場合、さもなければタービン羽根にぶつかることがあり、損傷をそれに与えることがある氷粒子を形成することができるということであった。] [0097] 図6に示されるように、装置21は好ましくは、圧縮機103を用いて始まり、それは初期に圧力タンクまたは容器105の範囲内で空気を加圧し、たとえば、90psiaの圧力のようなものであり、そこでは圧縮機103およびタンク105が加熱された冷却剤の水を関係した蒸気タービン発電機111に分配する熱交換器102を備えることができる。熱交換器は好ましくは、そのままに加圧されるように、圧縮空気の温度を減らすのを助ける冷却剤を含み、そこでは冷水(たとえば60度Fのようなもので)は圧縮機を通して分配され、そして冷却剤として用いることができる。] 図6 [0098] 図7および8は、図式的に、いろいろなステップがどのように実行されるかについて示す。図7はCTT装置3を示し、そして図8はTCAES装置21を示し、そこではCO2ガスがIGCCシステム121によって生産され、そしてスーパーチルドエアーはCTT装置3またはTCAES装置21によって生成され、場合によって、そして2つは混合チャンバー123において混合され、そこでは、二酸化炭素の固形ブロックが生産されうる。残り物のチルドエアーは、別の混合チャンバーまたはインダクター125へ移され、そして周囲空気と混合され、そこでは、チルドエアーが次に用いられ、燃料駆動タービン発電機127の効率が増加する。] 図7 図8 [0099] 次の2つの例が本システムは石炭燃焼発電所からのCO2ガスを分離し、捕獲し、そして保存するだけでなく、IGCCを使って石炭からCO2を分離することと関係するコストをオフセットするのに用いることができる追加的なエネルギーを発生させるやり方でそうすることもできる。最終結果は、本発明のCO2捕獲および保存のシステムの性能が1.7と同じくらい高い動作係数(一次発電所から吸収されるものよりも一層多くの生産される動力)をもつことができ、そこではシステムの効率は、熱ポンプのものに匹敵する。] [0100] 最終的なステップにおいて、固形二酸化炭素ガスはドライアイスのブロック中に形成され、そして次いで、どこかほかの使用のために石炭火力発電所から移され、および現場から離れて出荷され、すなわち、CO2の固形ブロックが生産され、そしてトラックによって効率的に商業上の施設へ運搬され、それはそれらの操作においてCO2を使うことができ、そこでは、追加的な収益を、IGCCシステムを操作するためのコストをオフセットするためにそこから得ることができる。さらに、その結果、残りの二酸化炭素の足跡がその部位にはない。] [0101] 2つの例には以下が含まれる:1)単純なエネルギーバランスを例示し、そして二酸化炭素ガスをドライアイスのコンパクトなブロックへの転換を要求される動力エネルギーを評価するCTT装置の単純な配置、および2)ターボエキスパンダーの放射インペラーブレードの高い回転速度および膨張する断面フルート状を通して高圧空気の軌跡の間に起こる膨張プロセスの詳細を考慮に入れる例で、このプロセスの詳細は、ターボ圧縮機および共通のシャフト上に位置付けられるターボエキスパンダーの既製の組合せを用いることが可能なことを例証する。] [0102] 例1:提案された解法の単純なバージョンにおいて、CTT装置は石炭燃焼プラントの近接近に位置付けられることができ、そしてCTT圧縮機を駆動するために石炭燃焼発電所からの動力の最小の量を使う。この点で、図9は圧縮機、ターボ圧縮機およびターボエキスパンダーCTT装置を、それらの関係する熱交換器をと共に示し、そこでは、チャートがCTTプロセスにおける各々のステップのために熱力学的状態を示す。] 図9 [0103] この装置の目的は、2つの商業上入手しうる装置を使うことである:(1)ガス圧縮機および (2)IGCCに由来した二酸化炭素を凍らせる単一のCTT装置としての連結ターボ圧縮機およびターボエキスパンダーのセット。図9は、ターボエキスパンダー(28,772kW)から入手可能な動力がどのようにターボ圧縮機(マイナス27,859kW)によって必要とされる動力と適切に合うかについて示す。上部でのチャートは、27,444kWで圧縮機評定を示す。しかし、圧縮機からのマイナス4,115kWおよびターボ圧縮機からのマイナス25,042kWの回収可能な廃熱がある。このように、近くの蒸気駆動GenSetまたはチラーがある場合、入力より多くの動力出力があり、それは大部分の熱ポンプのケースである。さらにまた、マイナス109.3度Fの空気の1秒につき487.6ポンドは、32度Fに暖められ、そしてチリング能力はマイナス17,445kWである。このように、27,400kWの入力は、マイナス4,115kW、マイナス25,042、kWおよびマイナス17,445kW−または46,602kWを発生させる。したがって、このシステムは、典型的熱ポンプのように実行し、そこでは動作係数(C.O.P.)は46,602kW/27,400kW–または 1.7と同等である。] 図9 [0104] 図9の中の表は、下流の混合チャンバーにおいて高圧ドロップロスで操作するために30psiaの排気空気をもつ必要があると仮定する。このように、215psiaから30psiaへの圧力落下は、マイナス126度Fでスーパーチルドエアーの生成をもたらすことができる。しかし、CTT装置を異なる圧力のセットと共に、圧力落下が215psiaから14.67 psia まででマイナス173度Fにてスーパーチルドエアーをもたらすように再構成することが可能である。] 図9 [0105] 図10はCO2の秒あたり26.53ポンドが発生する典型的な100MWの発電所によって要求される熱バランスが、マイナス173度Fでスーパーチルドエアーの秒あたり487.67ポンドを要求することを示す。図10も、100MWの発電所のCO2排出物にマッチするCTT装置の流れ必要条件を示す。入口ダクト、混合チャンバーおよびアウトレットダクトのための断面エリア必要条件は図11および12に示される。] 図10 図11 [0106] 以下の議論は、各々のステップの詳細を記述する。硫黄化合物およびフライアッシュを除去するためのいくつかの利用可能な既存の施設のうちの1つの使用は、図1Bにおいて説明する。図1Bのシステムも、H2O、CO、CO2およびNOxの冷やされた排出物燃焼排ガスを除去する。結果は、これらのプロセスによってこれらのガスからのCO2の分離である。CO2ガスは、固形CO2を形成するために、ターボエキスパンダーの排気と次に組み合わせることができる。凍ったCO2はそれから、その凍った固形の形態での商業上の目的のために除去される。熱電併給される(co−generated)チルドエアーはまだあり、すなわち、近くの商業上の施設または冷凍食品ロッカー施設、その他において、HVACのために用いることができる凍ったCO2の下流で利用可能である。石炭燃焼施設は、CO2の排出に対する任意の不利益も負荷されない。] 図1B [0107] 図10はスーパーチルドエアーおよび室温二酸化炭素ガスの注入を伴い、チルドエアーの流出および二酸化炭素の固形ブロックを伴う、混合チャンバーの算出結果および横断面を示す。たとえば、発電所は100MWと評定され、そして石炭の1秒につき7.24ポンド(13,100BTU/POUND発熱)を用いる。生産される26.53ポンドの二酸化炭素ブロックが、ある。圧縮機に供給される電力(図9)の27.4MWは、70度Fで吸気(intake air)で1秒につき標準的な6,417立方フィート、SCFS、の空気(図11)の流れに、ターボ圧縮機およびターボエキスパンダーをマイナス173度Fで空気を出力するようにする。マイナス173度Fは、供給圧縮機のより一層小さな圧力増大、および215psiaから14.67psiaへの圧力落下を想定する。] 図10 図11 図9 [0108] さらにまた、混合チャンバーの下流の空気は、マイナス109.3度Fより冷たく、そしてHVACシステムに送ることができ、または燃料駆動タービン発電機の効率を上昇させる。実際的なシナリオでは、マイナーな非効率性は考慮される必要がある。ハードウェアをチルダウンするためにスタートアップで投資されなければならないエネルギーがあり、損失が圧力低下によって存在し、そして二酸化炭素と空気との間のすべての混合が完璧であるというわけではない。このように、わずかにより一層多くの空気は、すべての二酸化炭素の氷点を保証するのに用いられる必要がある。] [0109] 過剰なスーパーチルドエアーは、CO2が凍ったCO2の取扱いおよび輸送におけるすべての後のステップの間、凍ったままであることを保証するのに用いられる。CO2を凍らせるプロセスからの残りの排気は、マイナス109.3度Fより冷たくて、高いマスフローである。残留する気流のこのチリング能力はさらに冷たい貯蔵施設、エアーコンディショナー、冷蔵、燃料駆動発電機設備、および/または脱塩への空気取り込みのために利用することができる。産業上、および商業上の冷えた貯蔵施設は、操作の効率を高めるために、石炭燃焼発電所の近くで同じ場所に配置されうる。] [0110] CO2が発電所から混合チャンバーへと流れるダクトのサイズおよびダクトを流れる空気のサイズは、図11の中で算出される。室温のCO2ダクト速度は過度の圧力低下を避けるために20ft(フィート)/秒を越えないように制限され、次いでそれは14本のパイプで、各々直径1フィートを考慮する必要がある。気流のためのバウンディング(境界)ダクトサイズの選定は図11に示される。あるものは、冷たい空気を送るために、6つの10.7フィートの直径または1つの18.5フィートの直径のダクトを用いることができる。これは、部位で利用可能なリアルエステート(物的財産)に依存する。] 図11 [0111] 例2:この例は、各々のターボ圧縮機インペラーディスクにわたって利用可能な圧縮によって課され、各々のターボエキスパンダーインペラーディスクにわたって利用可能な膨張によって課される限界を考慮する。特に、溝付きベイン(羽根)の各々の壁に付着される境界層は、それが壁から離れる前に、圧力比率に関して制限される。さらに、ターボエキスパンダーからターボ圧縮機への動力の移動がその定常状態の「自由なスプーリング」モードの間にあるので、ターボエキスパンダーとターボ圧縮器の組合せの2つのセットにマッチするのに必要であり、そこでは、各組合せには、別々の出力定格がある。] [0112] 図13は、14.696psiaおよび70度Fの周囲空気(ポイントA)から50psiaおよび247度Fの圧縮空気(ポイントC)までの圧縮機の取り込みを示す。等エントロピーの圧縮プロセスは、291度Fのより一層高い温度をもたらす。しかし、圧縮機の本体への不完全な圧縮プロセスおよび熱伝達または入力の20%に関係する温度低下があった。冷却剤の水はエンタルピーの10.654BTU/ポンドの若干を吸収する。] 図13 [0113] 圧縮空気が247度Fから70度Fまで冷やされるとき、わずかの圧力低下しかなく、エンタルピーの42.87BTU/ポンドが空気を暖めるために利用可能である。この50psiaおよび70度Fの空気は、下流のT/Tシステムを駆動することに利用可能である。電力が圧縮機に供給されるとき、圧縮機からの圧縮空気はターボ圧縮機の2つのステージおよびターボエキスパンダーの2つのステージを駆動する。ターボ圧縮機#1およびターボエキスパンダー#1は、ターボエキスパンダー#1がターボ圧縮機#1を、それがそのインペラーを通過しする空気を膨張して駆動するように、共通のシャフトによって接合され難いことに注目される。また、ターボ圧縮機#2およびターボエキスパンダー#2は、ターボエキスパンダー#2がターボ圧縮器#2を、それがそのインペラーを通過する空気を膨張して駆動するように、共通のシャフトで接合され難いことに注目される。] [0114] 一連の熱交換器があり、それらは、熱い圧縮空気を冷やすために、最終的に膨張された空気がスーパーチルド状態を達成するように利用可能である。これらの熱交換器は、それらの加熱された水を、近くの蒸気駆動発電機設備に、または熱駆動吸収チラーにのいずれかに移す。図14は、各位置のための圧力および温度状態を定める。この平衡状態はその自由なスプーリングモードで35.037BTU/ポンドのターボエキスパンダーを35.51BTU/ポンドのターボ圧縮機に、そしてその自由なスプーリングモードで16.2486BTU/ポンドのターボエキスパンダーを16.15BTU/ポンドのターボ圧縮機に接合させる。より一層近い合意を達成するためにさらなる繰り返しは、現実世界の損失の予想を必要とする。これは、初期の設計に十分である。] 図14 [0115] また、この例では、最終的な状態は、気流を24psiaマイナス148.35度Fで届けることに注目される。このことは、周囲に比較した過剰な超過圧力は、ドライアイス(固体CO2)を形成するように混合するための局所の周囲二酸化炭素ガスを巻き込む下流のエダクターを駆動するのに働く。ターボ機械製造者へのシステムによって必要とされるT/Tの組合せのkWサイズを特定するために、あるものは気流の熱力学的状態の点およびポンド/時間の間のBTU/ポンドの違いをマルチプライ(増やす)ことができる。それから、結果として生じるBTU/時間をキロワットの単位に変換する。およそ135psia空気は圧縮され、そして218度F(状態2)に達する。冷却剤の水は、空気を70度Fに冷やすのに用いられ、そして圧縮空気はおよそ135psia(状態3)のままである。この冷却剤の水は、近くの蒸気駆動発電機設備または吸収チラーによって用いられる。] [0116] 135psiaおよい70度Fの空気は次いで、摩擦によって発展され、そして冷却水によって吸収される、廃熱として、近くの蒸気駆動発電機設備(GenSet)またはチラーによって用いることができるエネルギーの15%を伴い、220psiaおよび138度Fに加圧される。冷却剤の水は次いで、220psiaおよび138度Fの空気(状態4)から70度Fにまで冷やすのに用いられ、それはおよそ220psia(状態5)のままである。この冷却剤の水は、近くの蒸気駆動発電機設備または吸収チラーによって用いられる。] [0117] ターボエキスパンダーでの膨張の第1のステージは、摩擦によって発達し、および冷却剤の水によって吸収される、近くの蒸気駆動発電機設備(GenSet)または吸収チラーによって用いることができる廃熱としてエネルギーの15%を伴い、220psiaおよび70度Fから55psiaおよびマイナス79度F(状態6)にまで膨張する。ターボエキスパンダーにおける膨張の第2のステージは、摩擦によって発達し、または冷却剤の水によって吸収される、近くの蒸気駆動発電機設備(GenSet)または吸収チラーによって用いることができる廃熱としてエネルギーの15%を伴い、55psiaおよびマイナス79度Fから24psiaおよびマイナス148度F(状態7)に膨張する。] [0118] この設計は、目標圧力として24psiaを用い、排気チルドエアーが、周囲の二酸化炭素ガスを、混合ダクト(エダクター)に吸引するために十分な運動エネルギーをもつようにする。しかし、この設計圧が24psiaから15psiaまでに低下する場合、より一層冷えた気温が達成されることがあるが、これはT/T装置のリバランス(再釣合い)が必要である。] [0119] リバランスは、以下のように説明される。すなわち、ターボエキスパンダー#1は35BTU/ポンドの必要な力を有するターボ圧縮機#1を駆動することに注目される。また、ターボエキスパンダー#2は16BTU/ポンドの必要な力を有するターボ圧縮機#2を駆動することに注目される。] [0120] 圧縮機および各々のセットのT/Tによって要求されるキロワットを引き出すために、あるものは、単位マス(質量)(BTU/#)あたりのエンタルピーの違いによってBTU/秒またはkW評定を引き出すために1秒につきポンド(#/sec)で要求される気流を増やすことだけが必要である。]
权利要求:
請求項1 石炭燃焼パワープラントに由来する二酸化炭素ガスを除去する方法であって、次の二酸化炭素ガスを、前記パワープラントにおいて用いられる石炭から、および/または前記パワープラントのフルー排出から分離するためにプロセスを使用すること、圧縮された空気を生成するために、少なくとも1種のコンプレッサーを、および圧縮された空気を放出するために、少なくとも1種のエキスパンダーを使用することであり、スーパーチルドエアーはそれによって副産物として生産され、二酸化炭素ガスを、スーパーチルドエアーと、凍結された二酸化炭素の結晶を生成するために、チャンバーにおいて混合すること、および二酸化炭素の結晶を、ドライアイスとして輸送し、および/または他の使用のために保存することができるアイスブロックを形成させるのを許容することを含む、方法。 請求項2 混合ステップはさらに、二酸化炭素ガスを前記チャンバー中に注入すること、そしてスーパーチルドエアーを複数の開口を通して前記チャンバー中に注入することを含み、二酸化炭素ガスは、デッドエアゾーンにおいて結晶化し、そして凝集し始め、スーパーチルドエアーは結晶を形成するために二酸化炭素ガスと混合されるのを許容され、前記チャンバーにおける空気は、前記チャンバーの側面に沿って延在するサイドダクトを通して方向付けられ、残りのチルドエアーは、HVAC、冷蔵、燃料駆動された発電設備への吸気量および/または脱塩に提供するために用いることができる、請求項1の方法。 請求項3 方法は、前記チャンバーの底部で収集される凝集された二酸化炭素の結晶を、ポータルを通して押し進めるためにスクリューを使用すること、そして凝集された結晶はアイスブロックを形成するのが助けられる柔軟なフレームを有するコンベヤーシステム上に落下するのを許容されること含む、請求項2の方法。 請求項4 二酸化炭素の結晶の温度は、それらが前記チャンバー内で凝集し、そしてアイスブロックが輸送され、および/または保存されるように、マイナス109.3度Fに等しく、またはそれ未満でとどまるのを確実にされることを含む、請求項3の方法。 請求項5 方法は、方法によって生成されるスーパーチルドエアーの一部分を、より一層効率的に追加の電気を生成するためにガスタービン発電設備中に供給することができる比較的冷たい空気を形成するために、インダクターにおいて周囲空気と混合することを含む、請求項1の方法。 請求項6 ターボコンプレッサーおよびターボエキスパンダーを、スーパーチルドエアーを生成するために用い、およびクーラントを有する少なくとも1種の熱交換器を前記装置に関連して設け、方法は、追加の電気を生成させるために蒸気タービン発電設備において、または吸収式冷凍機において前記熱交換器からの加熱されたクーラントを用いることを含む、請求項1の方法。 請求項7 混合ステップはさらに、スーパーチルドエアーを、前記チャンバーにおいて複数の開口を通して注入すること、およびスーパーチルドエアーを、二酸化炭素ガスが下向きに注入されるように、上方または下方に方向付けられることを含み、二酸化炭素ガスはデッドエアゾーンにおいて結晶化し、そして凝集し始める、請求項1の方法。 請求項8 石炭燃焼パワープラントからの二酸化炭素ガスを除去するためのシステムであって、次の二酸化炭素ガスを、前記パワープラントにおいて用いられる石炭、および/または前記パワープラントからのフルー排出より分離するシステム、圧縮された空気を生成するために、少なくとも1種のコンプレッサー、および圧縮された空気を放出するために、少なくとも1種のエキスパンダーであり、スーパーチルドエアーは副産物として生産されるもの、二酸化炭素ガスを、スーパーチルドエアーと、凍結された二酸化炭素の結晶を生成するための混合用の混合チャンバー、および二酸化炭素の結晶を、凝集し、そしてドライアイスとして輸送し、および/または他の使用のために保存することができるアイスブロックを形成させるのを許容するための機器を含む、システム。 請求項9 前記チャンバーは、二酸化炭素ガスおよびスーパーチルドエアーが前記チャンバー中に注入されるのを許容し、二酸化炭素ガスは、デッドエアゾーンにおいて結晶化し、そして凝集するように許容され、スーパーチルドエアーが二酸化炭素ガスと混合されるのを許容された後、前記チャンバーにおける空気は、前記チャンバーの側面に沿って延在するサイドダクトを通して方向付けられ、残りのチルドエアーは、HVAC、冷蔵、燃料駆動された発電設備への吸気量および/または脱塩に提供するために用いることができる、請求項8のシステム。 請求項10 前記チャンバーの底部で収集される凝集された二酸化炭素の結晶を、ポータルを通して押し進めるために、そして凝集された結晶が、アイスブロックを形成するのが助けられる柔軟なフレームを有するコンベヤーシステム上に落下するのを許容するためにスクリューが設けられる、請求項9のシステム。 請求項11 二酸化炭素の結晶の温度は、それらが前記チャンバー内で凝集するように、マイナス109.3度Fに等しく、またはそれ未満でとどまるのを確実にされることを含む、請求項3の方法。 請求項12 コンプレッサーおよびエキスパンダーには、スーパーチルドエアーを生成するために用いるターボコンプレッサーおよびターボエキスパンダー装置が含まれ、およびクーラントを有する少なくとも1種の熱交換器が前記装置に関連して設けられ、追加の電気をより一層効率的に生成させるために蒸気タービン発電設備において、または吸収式冷凍機において前記熱交換器からの加熱されたクーラントが用いられる、請求項8のシステム。 請求項13 インダクターが設けられ、システムによって生成されるスーパーチルドエアーの一部分が、より一層効率的に追加の電気を生成するのにガスタービン発電設備中に供給することができる比較的冷たい空気を形成するために、周囲空気と混合される、請求項8のシステム。 請求項14 石炭燃焼パワープラントからの二酸化炭素ガスを除去するための機器であって、次の二酸化炭素ガスを、前記パワープラントにおいて用いられる石炭、および/または前記パワープラントからのフルー排出より分離する装置、圧縮された空気を生成するために、少なくとも1種のコンプレッサー、および圧縮された空気を放出するために、少なくとも1種のエキスパンダーであり、スーパーチルドエアーは副産物として生産されるもの、二酸化炭素ガスを、スーパーチルドエアーと、凍結された二酸化炭素の結晶を生成するための混合用の混合チャンバー、および二酸化炭素の結晶を、凝集し、そしてドライアイスとして輸送し、および/または他の使用のために保存することができるアイスブロックを形成させるのを許容するための器具を含む、機器。 請求項15 前記チャンバーは、二酸化炭素ガスおよびスーパーチルドエアーが前記チャンバー中に注入されるのを許容し、二酸化炭素ガスは、デッドエアゾーンにおいて結晶化し、そして凝集するように許容される、請求項14の機器。 請求項16 スーパーチルドエアーが二酸化炭素ガスと混合されるのを許容された後、前記チャンバーにおける空気は、前記チャンバーの側面に沿って延在するサイドダクトを通して方向付けられ、残りのチルドエアーは、HVAC、冷蔵、燃料駆動された発電設備への吸気量および/または脱塩に提供するために用いることができる、請求項15の機器。 請求項17 前記チャンバーの底部で収集される凝集された二酸化炭素の結晶を、ポータルを通して押し進めるために、そして凝集された結晶が、アイスブロックを形成するのが助けられる柔軟なフレームを有するコンベヤーシステム上に落下するのを許容するためにスクリューが設けられる、請求項16の機器。 請求項18 コンプレッサーおよびエキスパンダーには、スーパーチルドエアーを生成するために用いるターボコンプレッサーおよびターボエキスパンダー装置が含まれ、およびクーラントを有する少なくとも1種の熱交換器が前記装置に関連して設けられ、追加の電気をより一層効率的に生成させるために蒸気タービン発電設備において、または吸収式冷凍機において前記熱交換器からの加熱されたクーラントが用いられる、請求項14の機器。 請求項19 インダクターが設けられ、システムによって生成されるスーパーチルドエアーの一部分が、より一層効率的に追加の電気を生成するのにガスタービン発電設備中に供給することができる比較的冷たい空気を形成するために、周囲空気と混合される、請求項14の機器。
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